不動産執行人は見た! 死人・ゴミ屋敷だけじゃない精神的瑕疵物件の実態!

 少々早めに現地入りとなったため周辺環境を調査していると、近隣住民からの警戒した視線が突き刺さる。

 このようにマークされている物件は、やはり何らかの近隣トラブルや軋轢を抱えているケース、主である債務者の言動が一般的ではないケースが多いため注意が必要となる。

 定刻の呼び鈴に応対してくれたのは債務者の妻だった。

 通された室内は小奇麗に整頓されており、1階のリビング、リビング脇の畳スペースなどは幼い子ども用に整備されている。

 全体的に子煩悩な家庭であることが伺えるという差し押さえ・不動産執行では珍しい事例。

不動産執行人は見た! 死人・ゴミ屋敷だけじゃない精神的瑕疵物件の実態!の画像2
画像は「getty images」より引用

 2階に上がる。債務者が使っていたという一室だけ様子が異なり、そこには家族とは切り離された空間が広がっていた。

 多人数が集える椅子やテーブル、今後の方針や行動などを示すためかホワイトボードも用意された会議室兼仕事部屋として作り込まれていたのだ――。

「パソコンなんかは全部警察が持っていきました」

「詳しくは“アイツ”の名前で検索してみてください」

 そう切り出す債務者の妻が言う通り、債務者の名前で検索を行うとなかなか大きな詐欺事件の首謀者として昨年逮捕されていたことが伺える。

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