ツイッターを使うと成績が下がることが判明! 優秀な女子ほどバカに… 学者も警鐘「SNSは極めて有害、脳が確実に変化」

 SNS全盛時代を迎えている昨今だが、残念ながらSNS依存、スマホ依存も無視できない社会問題として浮上してきている。そして最新の研究では、ツイッターの頻繁な利用が高校生の学業成績を低下させることが報告されている。SNSで我々は“バカ”になってしまうのだろうか。

■ツイッターを使った国語の授業で成績低下

 各種SNSの普及とともに、SNSが持つネガティブな側面にも注目が集まっているが、最新の研究では、ツイッターの活用によって高校生のテストの点数が下がるという結果が示されている。学業にツイッターを使うことで“バカ”になってしまうのである。

 イタリアのサクロ・クオーレ・カトリック大学の研究チームが2019年5月に発表した研究調査では、学習にツイッターを利用することを検証した結果、国語の読解力と記憶力を問うテストの成績が悪化することが判明したという。

 研究チームは2016年から2017年にかけてイタリア国内の高校70校1500人の高校生を調査したのだが、その中でノーベル文学賞作家ルイージ・ピランデッロの小説『生きていたパスカル』を教材にした国語の授業を分析した。

ツイッターを使うと成績が下がることが判明! 優秀な女子ほどバカに… 学者も警鐘「SNSは極めて有害、脳が確実に変化」の画像1
「Science Alert」の記事より

 授業では、小説を読んだ生徒の半数が、ツイッターを利用して自らの読書感想を投稿し、他の生徒の投稿にコメントをつけたりとSNS上で学習を深めていった。そしてもう半分の生徒は、従来通り教室内で学習を深める授業を行ったのだ。そして最後に両グループ共に、教材となった小説の理解力と記憶力を計測するペーパーテストが課されたのである。

 テストの結果を分析してみると、学習にツイッターを利用した生徒たちはペーパーテストの点数が約25%から40%低くなっていた。この得点の差は無視できない大きなギャップになるという。

 興味深いことにツイッターを使った学習で特に成績が下がったのは、女生徒、イタリア生まれの生徒、学業優秀な生徒であったのだ。この調査結果は、ブログ運営やSNSが単に学業不振につながるばかりでなく、知的パフォーマンスを低下させるという結論を裏付けるものになった。

「(SNSは)きわめて有害です。頭の中で何が変化しているのかはわかりませんが、行動やパフォーマンスにおいて何かが確実に変化していると言えます」と研究チームのジャン・パオロ・バルベッタ教授は「ワシントン・ポスト」紙に語っている。

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画像は「Wikipedia」より

 SNS上で意見交換をすることは実に有意義なものであるというイメージもあるが、その一方で面と向かっての人的交流では起こり得ないような種類の“炎上”も発生するのがSNSだ。SNSが知的パフォーマンスが低下した状態での交流だとするなら、確かに“炎上”も起こりやすくなるのかもしれない。SNSを積極利用する人々には気になる話題だろう。

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