なんてマニアックな博物館なんだ!!! 新橋の「送水口博物館」を村田らむが取材!
なんてマニアックな博物館なんだ!!! 新橋の「送水口博物館」を村田らむが取材! かなり楽しい~~!!
当時の送水口はそれぞれ形がずいぶん違ったが、設置された場所によって劣化のしかたもそれぞれ違うそうだ。
「海に近いところの送水口は潮風で劣化していますし、日比谷どおりでは自動車の排気ガスで劣化しています。軒下にあった送水口はあまり劣化をしていません。クロームメッキの送水口は劣化すると黒くなります」
とコレクション、一つ一つの汚れ方について解説をはじめた。汚れ方を愛するとは、かなりフェチな愛情である。
自社で送水口を作っているので、義務的に送水口を集めていると思ったのだが、館長の話を聞いていると送水口に対する偏愛を感じた。
館長になぜ、送水口博物館を作るにいたったのかうかがってみた。
「最初はただのコレクターでした。コレクターとしてブリジストン本社ビルの放水口をもらいに行ったんですね」
ブリジストン側には「そんな物、持っていってどうするんだ?」と不審がられた。
「将来的に博物館を作る予定なんです。そこに展示したいからください」
とお願いした。それならばと、送水口をもらうことができた。
「有言実行で、それから4ヶ月後、2015年の11月21日博物館をオープンしました」
それからは、ビルに赴いた際、
「博物館を持っているんです」
と言ってお願いすると、
「このままだとゴミとして捨ててしまうだけだし、ファンに喜んでもらえるなら差し上げましょう」
と貰い受けやすくなったという。
県庁関係などに設置された送水口は、私設の博物館ではなかなかもらえることができなかった。そういう場合は
「捨てないで、外してとっておき、将来新しくできた建物の中に、歴史上のモニュメントとして遺してください」
とお願いするようにしている。
僕は「送水口に興味がある人などいるのか?」と疑問に思っていたのだが、実際にはファンクラブもあるほど人気があるそうだ。
送水口はビルの外に設置してあるので、エレベーターなどに比べて鑑賞しやすい利点があるそうだ。
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2024.10.02 20:00心霊なんてマニアックな博物館なんだ!!! 新橋の「送水口博物館」を村田らむが取材! かなり楽しい~~!!のページです。東京都、村田らむ、送水口博物館、新橋などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで