参議院選挙と「大麻」を日本で唯一、真面目に語ってみた! 大麻の自由化を考えることは、日本人の選択の自由を問うこと(高樹沙耶×石丸元章)
●選挙直前に医療大麻への賛同を口にした山本太郎さんのインパクト
石丸 では――先の参院選を大麻的に再考察してみましょう。
高樹 大きなインパクトがあったのは――「れいわ新選組」(以下、れいわ)と「NHKから国民を守る党」(以下、N国)が議席を得たことですね。
石丸 そもそもN国の立花孝志さんは、政治家でも何でもない生粋のユーチューバー。れいわの山本太郎さんは、前回の反原発から反安倍へワンイシューを変えて、街頭活動にまい進した。選挙活動を中継した様子がTwitterですごく拡散されていましたよね。選挙直前に聴衆からの質問に答える形で山本さんが医療大麻への賛同を口にしたのにも、自分としては衝撃だった。ついに現職国会議員が大麻への賛同を示したぞ、と。
高樹 世界や日本の現状をよく理解した上で答えているし、何より選挙直前に“大麻”の件に答える事はYESでもNOでも票を失う可能性すらあり、良いことなんてないのに、彼は真摯に自分の考えを述べた。感激しました。
3年前、私が立候補した時には、私と同じ東京選挙区から、無所属で山本太郎となかまたち推薦で三宅洋平さんが出馬しましたが、彼の選挙フェスもネットを活用して、26万票近くを獲得しました。そのとき「わあ、新しいムーブメントが起きている」と感じてたんですよね。今回も、れいわにそれを感じました。
石丸 惜しいのは、三宅洋平さん。2年前、自分の政治団体の集まりで、公然と大麻を吸っていたーーという信じるに値する告発が出た途端、政治団体を解散して隠遁してしまった。本人は、今もそのことにだんまりを続けている。きちんと説明して、大麻とのスタンスを表明して、あらためて政治活動をすればいいと思いますね。<詳しくはこちら>
高樹 今回、私が他に気になったのは、自民党公認比例代表で当選された山田太郎さん。3年前に私と同じ新党改革から立候補した人なんですよね。3年前は、民進党の比例当選トップを上回る約29万票も集票したのに落選し、今回晴れて当選。自民党からですけれど。彼はアニメ好きな方たち、そしてネットをされる方に支持されて選挙に臨んでいましたよ当時から!
石丸 やっぱ自民党は強いなあ。高樹さんも、自民党から出たら当選するかもしれないですね。執行猶予が終わると、被選挙権も回復しますから……来年以降ですね。
高樹 えっ!? 執行猶予期間って立候補できないんですか? 知らなかった…。もちろんもう出ませんけどね。ただ、今回もこの自民党が強い、かもしれないけれど、今多くの国民は信じていないと思うし、政治は手の届かない世界だとあきらめていると思う。
それは50%が選挙に行かないという事に表れている。自民党は35.4%もちろん首位ではあるだけど65.6%は拒否なのだからね! とりあえず勝つみたいなのがずっと続いている、私も元々は政治にあまり興味のないバブルあやかり世代で、最近政治に向き合いだした感じですから大きなことは全然言えないけど!
石丸 高樹さんの3年前の参院選出馬は、今、考えると早すぎた。今では医療大麻合法化の考えも、ネットでは理解されつつある。海外でどんどん自由化しているという情報も入ってきている。
高樹 自分の考えを熱いときに主張したいということでは、世の中の動きとタイミングがずれていたのかもしれません。
ぎりぎり生き延びたファーストペンギンですねwww
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2024.10.02 20:00心霊参議院選挙と「大麻」を日本で唯一、真面目に語ってみた! 大麻の自由化を考えることは、日本人の選択の自由を問うこと(高樹沙耶×石丸元章)のページです。高樹沙耶、山本太郎、大麻、石丸元章、立花孝志、NHKから国民を守る党、大麻を巡る対話、2019年参議院選、れいわ新選組などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで