参議院選挙と「大麻」を日本で唯一、真面目に語ってみた! 大麻の自由化を考えることは、日本人の選択の自由を問うこと(高樹沙耶×石丸元章)
●「右も左も関係ない。旧から新へと世代が交代している」
高樹 今回の参院選について私は、ロスジェネ世代の逆襲が始まったという気がしています。れいわから出馬した大西つねきさんがおっしゃっていましたが、「今回の参院選は右対左の闘いではなくて、旧世代から新世代への交代だった」と。私も日本にもそういう時代がきていると思っていましたから、本当に嬉しくて……。私は選挙期間中、Twitterなどネットを通じて、れいわを応援していたんですよ。
石丸 見てました。アグレッシブな応援で、多くの人に伝わったと思います。今の話で出た“新世代”というのは「ネットを通じることで初めて政治に触れるようになった人達系」とも言えますよね。出来事や情報をネットを通じて受けとめて、自分でものごとを考えて表明していこうという人たちーーというか。
高樹 ネットを使いこなしている人たちの多くは、医療大麻にも理解があるんですよ!
石丸 なるほど。
高樹 山本太郎さんもN国の立花孝志さんも、私の主張を理解してくれていましたからね。
石丸 え~!! N国の立花孝志が……呼び捨てですみません、立花さんが高樹さんの主張に理解を示していたーーと! うーん、素敵。でも、ヤバくもある。
高樹 理解というのは日本でも大麻を合法化する事に賛成という事でなく、大麻の問題は政治的な日本への押し付けであるという事実を理解しているということですが…。
石丸 政治家は一般的に、たとえば山本太郎さんにしても、政治的な主張をするためにYouTubeを使います。ところが、立花さんは2012年に立花孝志ひとり放送局株式会社を立ち上げた根っからのYouTuberなんですよ。とにかく粘着で、最初見ると「何この人頭おかしい……」と感じるんだけど、毎晩眠れない夜にベッドの中でスマホから、無思考状態で配信を見ていると、まあ確かに集金人は腹立つし、集金人を逮捕したり…、駅前で違法にティッシュ配りをする共産党区議を追い込んだり…、ユーチューブ的な名作もあって、ついファンになってしまう。そういう視聴心理が働いていると思いますね。
高樹 マック赤坂さんとか立花さんの政見放送を見た時、『ええっ!? こんな事していいんだ!?』ってとにかくショックでしたね。自分の未達さや戦略のなさをかんじましたね!
石丸 N国という政治団体をつくったら仲間が集ってきて、地方選挙に出てみたら通ってしまった。というのに、せっかく通った船橋市議を都知事選に出馬するために約1年で辞任。そのあと葛飾市議になったのに、今度は境市長選のために1年半で辞めてしまう。
ここが凄いんです。大概の有名人は、議員の席がゴールなのに、立花孝志は議員の地位にしがみつかない。マック赤坂さんですら区議で満足だというのに、立花は平気で辞めてしまう。そんな人は、ほかには大阪維新のトップ2しかいないんですよ。
立花さんは今回、参議院議員になりましたが。議員の職にしがみつかない限り、やめてもやめても何度でも当選し続ける可能性がある。いま、国会で仲間を集めていますが、あの無節操さも新鮮です。上杉隆まで。
高樹 山本太郎さんや立花さんが、ネットで自分たちの政策を主張をしていた事はいいことだったと思うんです。政党要件うんぬんではなく、マスメディア、とくに地上波テレビでは本当のことを伝えられていないことは、みんな、薄々わかってきています。
彼らはネットでやるしかなかったんですけれど、受け手としてもネットで情報をゲットして、自分で吟味したほうが信頼できる。今回の選挙結果は、ネットを使いこなす新世代の人々がウソ、フェイクだらけの世の中から真実を探し始めて、情報交換をしていった結果のひとつだと思うんです。
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2024.10.02 20:00心霊参議院選挙と「大麻」を日本で唯一、真面目に語ってみた! 大麻の自由化を考えることは、日本人の選択の自由を問うこと(高樹沙耶×石丸元章)のページです。高樹沙耶、山本太郎、大麻、石丸元章、立花孝志、NHKから国民を守る党、大麻を巡る対話、2019年参議院選、れいわ新選組などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで