史上初、3進法の量子テレポーテーションに成功! 「量子トリット」瞬間移動で量子コンピュータに劇的進歩!=中国
■夢の“量子コンピューティング時代”は近い
量子ビットと同じく、量子トリットもまた複数の状態が同時に存在できる“重ね合わせ”の性質を持っている。量子ビットでは右の靴でもあり、同時に左の靴でもあった状態が、量子トリットでは右の靴でもあり、左の靴でもあり、1組の靴でもあるという3つの状態を同時に帯びることができるのだ。この性質により、量子コンピューティングの分野で驚くべきアプリケーションの開発を可能にするということだ。
そして量子テレポーテーションは量子もつれのメカニズムに基づいており、量子もつれにあった状態の量子を引き離した量子間においては、物理的な情報の移動を伴わずにその量子の特性を伝えることができるのだ。
これはSFによく登場する“ワープ”や“瞬間移動”というものではなく、2つの粒子に分かちがたく結びついた時空を超えたリンクであると解釈できるものだ。量子もつれの状態にある量子の関係には一般的な物理法則は通用しないのである。
量子テレポーテーションでは光子を使って、量子ビットの場合の2つの可能な状態を、量子トリットの場合は3つの可能な状態に関する量子情報を運ぶことが可能となる。
研究チームはレーザーとビームスプリッター、ホウ酸バリウム結晶を用いるシステムによって光子を3つのビームに分割することで、人工的に量子トリットを作成した。そして12の量子もつれ状態において0.75の忠実度で、量子トリットの量子テレポーテーションが可能であることを証明できたということである。今回の研究は量子コンピューティング技術を確実に次のレベルに押し上げる成果になったと言及している。

人類社会の次の技術革新につながる夢の“量子コンピューティング時代”にまた一歩近づいたことだけは間違いない。
参考:「Mashable」、 「Alien UFO Sightings」、ほか
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