ロシア「2035年までに“200兆円”つぎ込んでテレポーテーションを実現する」→国営メディアが急遽全否定する異常事態に発展!

ロシア「2035年までに200兆円つぎ込んでテレポーテーションを実現する」→国営メディアが急遽全否定する異常事態に発展!の画像1画像は「The Telegraph」より引用

 環境汚染や資源の枯渇が危惧される現代において、国家が未来に向かって持続的発展を遂げるためには「科学・技術立国」以外の選択肢はありえない。世界中の国々が、科学技術の振興を競争力向上の決定的要素と位置づけており、その成否によって将来の明暗がわかれることは間違いないだろう。

 そのような中、ロシアが世界を仰天させるプランを打ち出した。なんと、「今後20年以内にテレポーテーション技術を確立する」というのだ。早速詳細についてお伝えしよう。


■テレポーテーション技術は夢物語ではない

 今月22日、英紙「The Telegraph」が報じたところによると、“テレポーテーション計画”はロシアの国立科学研究機関が打ち出した科学・技術立国プラン「国家技術イニシアティブ」に含まれているという。

 空間を物理的に動くことなく、一点から一点へと瞬時に移動するテレポーテーション技術など、SF作品だけの夢物語だと考えている読者がいるかもしれない。しかし、これまでトカナが何度も報じているように、世界中の研究機関が“本気で”テレポーテーションの実験を行っている。2014年5月には、デルフト工科大学(オランダ)の研究チームが「量子もつれ」を利用して“100%の精度で”瞬時に情報を転送することに成功した。さらに米中の共同チームは、この「量子テレポーテーション」の技術を応用して微生物を瞬間移動させることを試みている。まだまだ物質を転送することの課題は山積みだが、テレポーテーションは決して夢物語などではなく、実現すべき目標として日夜研究が行われているのだ。

 そして、クレムリン肝いりの「国家技術イニシアティブ」では、2035年までにテレポーテーション技術を確立するため、総額200兆円もの予算がつぎ込まれる予定だ。計画の責任者であるアレクサンダー・ガレツキー博士は、ビジネス紙「Kommersant」(22日付)のインタビューに次のように答えている。

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