「羊の盲腸コンドーム」をコンドームソムリエAiと作ってみた! “ヴィクトリア朝時代の避妊具”のエログロさが判明!
2. 硫黄でいぶす
次に、キレイになった盲腸を硫黄でいぶす。燻製にしてしまうと熱でタンパク質が凝固してしまうから、加減が重要だ。そこで硫黄に火をつけ、それを盲腸と並べて大きなゴミ袋に入れることにする。これなら、煙だけが盲腸に届くだろう。
「でも、なんで硫黄でいぶすんですかね?」
さあ。地域によっては干し柿も硫黄でいぶすようだけど、干し柿の場合は色つやが良くなるらしい。30分ぐらいいぶすとタンニンの酸化が抑えられて、黒くなるのを防げるとのこと。でも、盲腸にタンニンはないから、今回はなぜいぶすのかわからない。色つや?
「これって、危なくないの?」
硫黄が燃えると、亜硫酸ガス(=二酸化硫黄)が出る。車の排ガスに近い成分だ。毒性が強くて、吸い込むと呼吸器系にダメージがあるし、ひどいと失明することもあるらしく十分に注意しなければ。火薬や温泉の臭いがするから、そもそも室内では無理。外階段の踊り場でやることに。
硫黄は可燃性なのだが、硫黄粉末に火をつけるのはなかなか難しい。そこで干し柿農家のいぶし方を真似して、破いた新聞紙の上に硫黄を置き、新聞紙から火が燃え移るようにする。しばらくすると火が移り、硫黄から青い炎が上がり始めた。急いで盲腸をアルミホイルの上に並べ、ゴミ袋の中に入れて燻煙する。
30分ほど放置してから盲腸を取り出すと……
「なんか白くなってない?」
あきらかに白い。盲腸が脱色され、うっすらと残っていた肌色がキレイになくなってしまった。調べると亜硫酸ガスには漂白作用があるのだった。寿司ネタのかんぴょうの漂白などにも使われるそうだ。だから、いぶさなければならない。硫黄の溶液ではダメなのだ。
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2024.10.02 20:00心霊「羊の盲腸コンドーム」をコンドームソムリエAiと作ってみた! “ヴィクトリア朝時代の避妊具”のエログロさが判明!のページです。硫黄、コンドーム、羊、性教育、盲腸、久野友萬、ソムリエ、自作、水酸化ナトリウム、コンドームソムリエAiなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで