統合失調症を劇的改善する薬がついに発見される! まさかの「●●病」治療薬で脳が復活すると判明

 有効な治療法がないとされている統合失調症だが、意外な薬に効果がありそうなことがマウスを使った実験で報告されている。損なわれた脳の神経細胞が復活を遂げるというその薬とは――。

■空間作業記憶障害は回復できる

 医学にとってその対応がきわめて難しい症状の1つが統合失調症である。今のところはおおむね対処療法となり、完全な治療法はまだないといわれている。

 統合失調症は単なる精神疾患ではなく、認知機能の1つである空間作業記憶(spatial working memory)が損なわれた状態にあるとされている。その障害を回復させる方法はこれまで見つかってはいない。

統合失調症を劇的改善する薬がついに発見される! まさかの「●●病」治療薬で脳が復活すると判明の画像1
「Science Alert」の記事より

 しかし米・コロンビア大学の研究チームは、統合失調症に関連する作業記憶障害を治療する方法が必ずあると考え研究を進めたのである。いったいどのような方法でそれを可能にしたのか。

 空間作業記憶の損傷の原因は、「SETD1A」と呼ばれる遺伝子の機能喪失突然変異にあると考えられている。研究チームはマウスを使った実験において、突然変異したSETD1Aを元に戻すことに成功したのだ。

「成人マウスの脳内のSETD1Aの酵素活性が回復すると、学習能力もまた回復するのを見て驚きました。この結果、発症後にもたらされる脳の損傷が不可逆的ではないということを意味します」とコロンビア大学ザッカーマン研究所の神経科学者であるジョセフ・ゴゴス氏は、サイエンス系メディア「Science Alert」に語っている。

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「Medical Xpress」の記事より

 これまで見つかっていなかった空間作業記憶障害の回復法を、研究チームはどうやって突き止めたのだろうか。

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