IS指導者・バグダディ死亡は米国の自作自演だ! 3つの重大な証拠、遺体画像の行方、日本への影響…軍事研究家はこう見る!
ーー今回の殺害ニュースは、イスラム国はアメリカが誕生させた仮想敵という陰謀論的な見方を否定するものになるか?
塩原氏「このような状況では、むしろ肯定するものとなるだろう。考えてみて欲しい。イスラム国はアメリカにとって、実に都合の良い仮想敵では無いだろうか? 今回、情報操作でリーダーの殺害を喧伝し、国際社会に威信を示す事ができた。かといってこれでイスラム過激派のテロの脅威が去る訳では全く無い。イスラム国の思想は世界中に流布し、それに若者が感化され、組織に属さない一匹狼のテロリストが出現し続けている。殺害の報を受け、感化される若者は更に増えるだろう。これはアメリカの軍産複合体にとり、実に都合の良い状況だ。テロ対策の名の下に、世界中に兵器を輸出できるのだから。もちろん、その相手には日本も含まれている」
ーーバグダディはイスラエルの諜報機関であるモサドのエージェントだったとスノーデンが暴露していた。イスラエルとアメリカはアラブを弱体化させて完全に掌握するためにバグダディを送り込んだ「自作自演」のではなかったか?
塩原氏「スノーデンの言う“バグダディ=サイモン・エリオットという名のモサドエージェント”であるとの説には懐疑的だ。私は、バグダディは単なる一アラブ人に過ぎなかったと考えている。しかし、バグダディをここまで育て上げたのは、間違いなくアメリカである。その意味で、『自作自演』という言葉は正しいだろう」
ーー今後どのような展開があると思いますか?
塩原氏「まず、トランプは今回の『バグダディ殺害』を、次回2020年の大統領選キャンペーンにおいて徹底的に喧伝するであろう。彼は、オバマ前大統領が成し遂げた『ビンラディン殺害』に匹敵する材料を手に入れたのだから。そして何より、ヨーロッパをはじめ世界中で再びテロの嵐が吹き荒れるであろう。先述した通り、イスラム国の思想は世界中に流布され、それに感化される若者達を生み出し続けている。指導者が殺害されたとなれば、その勢いは更に強まるだろう。2015年のパリ同時
多発テロ事件のような事態の再来が懸念される」
バグダディの死が流布されることによて、さらにテロ事件が増えると予測した塩原氏。先日は米主要ニュースメディア「ABC」がシリア攻撃を伝える映像において、明らかなフェイクニュースを流したことが話題になったばかり。果たして我々は、こうした軍事ニュースを真に受けてよいのだろうか。ビンラディンの死を巡っても、その後、高名なジャーナリストらの研究によって、その時米国が流したニュースに重大な嘘が多数含まれていたことは明らかになっている。また、9.11においてもアメリカは事前にテロに関する情報を入手していたという事実を、ジャーナリストのみならず、ロシアの政府機関も発表。2016年には、英国がイラク戦争に参戦した経緯を検証した独立調査委員会による英・イラク戦争調査文書(通称:「チルコット報告書」)を公表し、イラク戦争について、当時のブレア政権や情報機関が十分な分析や議論を経ず、都合のよい事実だけを提示して戦争を開始した過ちを断じる内容の発表に踏み切っている。
今後の展開次第では、塩原氏が指摘した「自作自演」が明らかになってもおかしくない。しかし、嘘を隠す「ディープフェイク」なる技術も向上している。すべてはニュースを読み解く我々の力に委ねられている。
・【緊急】米ABCが「フェイクニュース」をTVで2度流したことがガチ発覚! シリア攻撃で“大ウソ動画”、トランプ潰しか…日本はどこも報じず!
・【世界終了のレベル】公開された「英・イラク戦争調査文書チルコット報告書」の裏側が本当にヤバい! 第三次世界大戦へ一直線か!?
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2024.10.02 20:00心霊IS指導者・バグダディ死亡は米国の自作自演だ! 3つの重大な証拠、遺体画像の行方、日本への影響…軍事研究家はこう見る!のページです。陰謀、シリア、陰謀論、IS、ISIS、自作自演、バグダディなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで