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米ABCが「フェイクニュース」をTVで2度流したことがガチ発覚！シリア攻撃で“大ウソ動画”、トランプ潰しか…日本はどこも報じず！

2019.10.25 10:00

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米ABCが「フェイクニュース」をTVで2度流したことがガチ発覚！シリア攻撃で大ウソ動画、トランプ潰しか…日本はどこも報じず！の画像1 — 画像は「Collective Evolution」より

　米軍のシリア北部撤退に伴い、トルコがクルド人勢力に対する攻撃を開始した。トルコの真の狙いはイスラム国（IS）の解放にあるとも言われており、クルド人を見捨て、シリアを再び不安定化させたトランプ大統領に非難が集中しているが、そうした世論に追い打ちをかけるかのように、トランプ大統領の印象をさらに悪くする映像を米ニュース「ABC」が放送したことが話題になっている。

　今月11日の「Sunday’s World News Tonight」において、「シリアでの虐殺」と題した映像が放映されたのだ。同番組はこの映像をトルコによるシリア北部への攻撃だと説明、アンカーのトム・ヤマス氏も、米軍のシリア北部撤退は「ISISに対して共に戦った米国の同盟者を実質的に見捨てることだ」と語った。

　銃弾が飛び交う凄惨な様子に背筋が凍るが、その実、この映像はトルコのシリア攻撃と全く関係のない映像だったことが明らかになった。英「Fox News」（10月20日付）によると、この映像は米テキサス州のマシンガン祭り「ノブ・クリーク・マシンガン・シュート」の一幕だったというのだ。

　祭りの映像をABCは「シリアの危機」として報じたというわけだ。ヤマス氏は、「こちらはシリア国境でクルド人の一般市民を爆撃するトルコ軍の映像です」とはっきり言ってしまっており、“映像はイメージです”では済まされない事態だ。

　ABCは翌朝の「Good Morning America」においても同じ映像を使い、「ABCニュースが入手したこの映像は、国境付近の町にトルコが猛攻撃を仕掛けている様子のようです」と語っている。appear to（～のように見受けられる／と思われる）と言っているが、Fox Newsは、「見かけ（appearance）は当てにならない。ABCの行為は並外れて詐欺的だ」とABCの責任を追及、さらに「トランプ大統領を退任させるためにメディアはどこまでやるのだろうか？」とABCがトランプ大統領の印象を意図的に悪くしようとしていたと指摘している。

　トランプ大統領も自身の公式ツイッターで怒りを露わにしている。問題となっているABCの映像とともに「FAKE NEWS!」とツイートしたのだ。