元格闘家で半グレの「拳月」逮捕、真相を元強者メンバーが激白!「俺は直接、拳月に言った。アビスとは…」
大阪・ミナミの半グレ“拳月グループ”のリーダーで拳月こと相良正幸容疑者が逮捕されたことはトカナで報じた通りだ。
その逮捕の裏側も“アビス”の元メンバーが興味深いコメントをトカナに寄せたが、この両方に強い影響力を持つ、元“強者”のメンバーがトカナの電話取材に応じた。
今は、半グレから一歩退いて真面目に飲食店を経営しているために、名前は避けたい。
「噂は聞いているでしょうけどね、実は彼らの仲を自分が取り持とうとしていたのはホンマや」
と、語るのは元“強者”のメンバーだ。
彼は険悪になっている”拳月グループ“と”アビス“の仲を修復させようと動いていたのだ。
「元々彼ら2グループは同じ釜の飯を食っていた。だから初めはグループが分かれてもうまく回っていたんや。お互いケツ持ちも違っていたから、棲み分けもできていた。それがお互いグループが大きくなって、中心メンバーに外の人間が入って来て、元々いた自分たちの考えだけでうまく回らなくなった。それには暴排条例で動けなくなった暴力団の意向もあったんや。ミナミは色々な暴力団がおるやろ。そことうまく付き合っていたのは“拳月グループ”の方や。時流も見るのも上手で神戸山口組に付いたり六代目山口組の方に付いたり、コウモリのような真似をしてもどちらからも可愛がられていたんや。
反対に、そんな暴力団にうまく使われていたのは“アビス”や。とはいえ、アビスは若いメンバーが多いから、うまく使われているふりもしてたんやろうけどな。アビスは、人をたくさん集めることもできるし、金も細かく集められる。そうして、お互いが金儲けできていたんだけど、ある日を境に“拳月グループ”が“アビス”に対して、ミナミから出ていけと言い始めたんや。それは金を毎日生み出すミナミの街を牛耳りたかったんやろ。当然ケツ持ちのヤクザの意向もあったんとちゃうか。“アビス”は任侠山口組に近いのが沢山いたから」
元“強者”のメンバーはこの時点で“アビス”のメンバーから相談を受けて、“拳月グループ”の幹部に話をしたと語る。
「拳月等に話したんや。お前らええ加減にせえよ、と。お前ら半グレは所詮本職の暴力団の手駒やからうまく利用されて逮捕されるだけやで、とな。それと“アビス”は元々後輩やろ、先輩と慕っていた時期もあるやないか。可愛がってうまく回すくらいの器量が無いとお前ら捕まるで、と警告したんやけどな」と当時を思い出すように語る。
「そしたら先輩、もう大人しく飲食をしてるんやから口は出さないでもらいませんか、と返されたんや。丁寧な言葉やったけどな」と、言われたという。
「ワシはその時、お前ら出る杭は打たれるで、と言ったんや。関東を見れば分かるやないですか。目立つ人間はトコトン警察にイヤキチ(嫌がらせ)されるやろ。そしたら案の定や。警察を利用した“アビス”にキッチリ、カタにはめられたやないですか。ワシはミナミを離れてる人間やけど、今も色々な噂は入ってくる立場にいるんや、拳月はあと一回くらい再逮捕されるんやないですか。そんな噂は回っていますよ」
この元“強者”のメンバーは一度仲裁に入ろうとしたが、”拳月グループ“に断られた。その仲裁の意向は”アビス“からの頼みで義憤に駆られて動いたという。彼の言うことが事実であれば、その仲裁を断ったことから事態は大きく動いたということだ。
リーダーと幹部と思われる二人の社会不在が続く中、“拳月グループ”は今後どうなるのであろうか。ミナミで安心に遊べる日は来るのであろうか。
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