米学生たちがスマドラ「ADHD治療薬」を飲んでバカに!「薬物より睡眠の方が成績上がるのに…」医者呆れ
オピオイドの不適切な服用など、アメリカ社会における薬物問題はきわめて根深いが、残念ながらその余波は高校や大学といった学業の現場にも及んでいる。アンフェタミンなどの覚醒系の刺激薬が少なくない生徒・学生たちの間で違法にシェアされているというのだ。
■ADHD治療薬が学生たちの間でシェア&転売
ADHD(注意欠陥多動性障害)の治療薬としてアメリカでは「アデロール(Adderall)」などの精神刺激薬(stimulants)が処方されているのだが、実はこの薬は覚せい剤の主成分であるアンフェタミンが含まれている。そしてこの刺激薬を入手した生徒が、学校でクラスメイトに分け与えたり、売ったりするケースがアメリカで後を絶たない。
右肩上がりで経済成長を続けていた時代も今や遠い過去の話となり、将来のより良い生活を確かなものにするためにも学業の現場では多くの生徒・学生に成績のプレッシャーが重くのしかかっている。
そこで決して少なくない学生たちが誘惑に駆られるのが、勉強や試験において集中力と注意力を高めてくれるといわれる“スマートドラック”であり、その中でも処方箋が必要とされるADHD治療薬は“本物”であるとして人気が高いといわれている。

ADHD治療薬はアメリカの規制物質法(CSA)でマリファナや LSD そしてヘロインなどの麻薬の次に厳重な規制が課されたスケジュールII薬物(Schedule II)に分類されていて、麻薬取締局の監視、管理対象でもある。処方された者が横流しをすれば犯罪になるのだ。
アンフェタミンの医療目的外使用は、若者にとって深刻な問題になる。過剰摂取や依存症のリスクだけでなく、睡眠障害も引き起こすといわれている。2008年から2012年の間に、18歳から25歳の若者における医療目的外のアンフェタミン使用は、5.7%から9.3%に増加している。
そして過去20年間ではなんと10倍に増加している。医療目的外のアンフェタミンの使用は大学生が最も多いが、12%は中学・高校生時代に服用を始めたと報告している。
米・カリフォルニア大学アーバイン校の認知科学者であるサラ・メドニック准教授によれば、健康な人間のアンフェタミン使用の最大の問題は睡眠の質の低下であるという。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊米学生たちがスマドラ「ADHD治療薬」を飲んでバカに!「薬物より睡眠の方が成績上がるのに…」医者呆れのページです。仲田しんじ、覚せい剤、試験、学校、刺激剤、興奮剤、アンフェタミン、ADHD治療薬、アデロールなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング11:35更新
- ・「この世界はシミュレーションだ」と証明する男の危険なメソッド
- ・「毎日4機のスターリンク衛星が地球に落下している」
- ・ミチオ・カク「タイムトラベルは、もはやエンジニアリングの問題だ」
- ・500年生きた貝の“年輪”が語る、地球の気候変動「転換点」
- ・人間の遺伝子操作の痕跡を発見
- ・AIが設計した「新種のウイルス」が持つ、天国と地獄の二つの顔
- ・「3I/ATLAS」の正体は“巨大な葉巻型”宇宙船?
- ・謎の四足歩行運動“クアドロビクス”とは?
- ・小惑星が地球にニアミス ― その距離わずか428km
- ・宇宙の英雄ジョン・グレンが遭遇した“光の大群”の正体とは
- ・「この世界はシミュレーションだ」と証明する男の危険なメソッド
- ・ピラミッドは“王墓”ではなかった?「経済安定化装置」説
- ・「毎日4機のスターリンク衛星が地球に落下している」
- ・ミチオ・カク「タイムトラベルは、もはやエンジニアリングの問題だ」
- ・神様を“上に置かない”生き方とは? 車のトラブルから人間関係まで… 悟り系霊能師が教える「神界との付き合い方」
- ・“人間の皮”で装丁された「人皮装丁本」その狂気の物語
- ・トランプは“911”を予言していた!?
- ・500年生きた貝の“年輪”が語る、地球の気候変動「転換点」
- ・【伝説の放送事故】“マジシャンが生放送中に死亡”?
- ・森に潜む“人間もどき” ― 四つん這いで歩く謎の人型生物