九龍城的ゲームセンター「あなたのウェアハウス川崎」が明日閉店! 内装が素晴らしい「名物ゲームセンター3選」
■鉄剣タロー
最後に紹介したいのは、埼玉県行田市の『鉄剣タロー』である。
ここはオートレストランとして有名なお店だ。オートレストランとは、自動販売機で食べ物を販売する施設のことだ。
オートレストランが流行ったのはもう40年ほど昔で、今は数えるほどしか残っていない。『鉄剣タロー』は1988年に開店し、現在でも人気のあるオートレストランだ。ここの所、“なつかしのお店”のブームもあり、売上も増えているそうだ。
カップ麺、うどん・そば、ハンバーガー、トーストサンド……と人気のある自動販売機の食品は揃っている。
ただ今回はゲームセンターとして紹介するのでゲームの紹介だが、『メタルスラッグ2』『アイドル麻雀放送局』『テトリス』など懐かしいものが多い。画面は焼けていて見づらくなっているゲーム機もあるが、それはそれで良しとしよう。
UFOキャッチャーもあって一つは稼働しているのだが、もう一台は壊れていて、ガラスが外され台になっている。中には植木鉢が置かれている。お惣菜売り場にある器にはコスモスなどの植物の種が入っていた。
「植木草花差し上げます。当店のお客様ご自由にどうぞ。なるべく植え替えて下さい。」
と張り紙が貼られていた。壊れたUFOキャッチャーを使い、草花を配るとはとても家庭的なお店である。
『鉄剣タロー』はかなり広い店舗であり、正面入り口から入って右側はテーブルが数台置いてあるだけのゆとりのあるスペースになっている。
そのスペースの壁にはサイケデリックな雰囲気の絵が描かれている。ここは、園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』の舞台になった場所なのだ。映画内では「ムサシノSARU」のトライブが集まるレストラン・「ペニーズ」として登場する。
映画撮影の時に描かれたアートがそのまま残っている。そのため壁には『PENNYS』の文字もデカデカ描かれている。
また駐車場だけではあるが、橋本一監督の『ズタボロ』、水曜日のカンパネラのミュージックビデオ『チュパカブラ』の舞台にもなっている。
時代がかった『オートレストラン ゲーム』と書かれた看板が、むしろ味があって良いと判断されたのだろう。店の脇に建つ大きな『鉄剣タロー』の看板も迫力があってとても良い。
もし埼玉県行田市に立ち寄る機会があったら、立ち寄りたいお店だと思う。
というワケで今回は特徴的な外観のゲームセンター3店舗を紹介した。
大規模チェーンのコンビニやファミレスは落ち着くけど、たまにはオンリーワンのインテリアのお店に足を運んでみてはいかがだろうか?
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊九龍城的ゲームセンター「あなたのウェアハウス川崎」が明日閉店! 内装が素晴らしい「名物ゲームセンター3選」のページです。村田らむ、ゲームセンター、あなたのウェアハウス川崎、こち亀ゲームぱ〜く、鉄剣タローなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで