MDMA、麻薬、銃、剥製…税関の押収品がズラリ! 珍スポ「東京税関情報ひろば」
MDMA、麻薬、銃、剥製…税関の押収品がズラリ! 珍スポ「東京税関情報ひろば」が超絶楽しい…村田らむがツッコミルポ!
東京税関が入っている東京港湾合同庁舎は、お台場のテレコムセンター駅のそばにある。すぐ隣にはお台場 大江戸温泉物語だ。お台場の名所ユニコーンガンダム立像やヴィーナスフォートからも歩いてこれる距離だ。
さすがにビルは大きく、かなりの威圧感がある。東京港湾合同庁舎には、東京税関の他にも、東京検疫所、東京海上保安部、などが入っているがやはり税関がメインらしく、入り口には『東京税関』と石看板が出ている。なんとなく
「スプレーで落書きするとニュースになるやつだ……」
と思う。
人通りは少ないが、チラホラいかにも真面目そうな男女がビルを出入りしている。僕みたいな怪しい人間は、こういう役所的な場所が苦手である。
ただ入り口に「情報ひろば」の案内が出ていて「ご自由にお入りください!」と書いてあったのでやや安心して入る。
広いエントランスにはゲートがあり、制服の女性に笑顔で止められる。目的を聞かれたので、情報ひろばに……というと、用紙を記入して下さいと慣れた感じで言われる。
言われた通り書類に書き込み提示すると、身分証の表示を求められた。しかし、その日はたまたま運転免許証を持っていなかった。
「こういう施設なので、厳しくチェックしていてごめんなさい」
と謝られたが困った。財布をあさると本名が刻印されたクレジットカードがあった。
「今回はこれで大丈夫ですけど、次回は身分証をお持ちくださいね」
と言われてゲスト用のプレートを渡してもらった。とても感じはいいのだけど、それでも「自由にお入りください」って雰囲気ではないなあ……と思う。
ゲートを通り、長いエスカレーターを登る。登ってすぐの右手に『情報ひろば』はあった。僕以外に客はいなかった。
入り口から一番近いところには、日本が鎖国を解いて開国し「運上所」から「税関」に名前が変わった時点から現在までの税関の歴史が資料とともにパネル展示してある。
そしてこの手のお上が運営するパビリオンにありがちな、ホログラフ風の展示物もある。立体模型の中を小さいキャラクターが動いて税関の役割、仕事などを解説する。
説明してくれるのはオレンジ色の犬のキャラクター・カスタム君だ。ゴリゴリに改造した違法カスタムバイクを乗り回すのが大好きな不良犬だからカスタム君と呼ばれている……のではなく、税関は英語でCustomsなのでほぼそのまんまのネーミングだ。
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