MDMA、麻薬、銃、剥製…税関の押収品がズラリ! 珍スポ「東京税関情報ひろば」
MDMA、麻薬、銃、剥製…税関の押収品がズラリ! 珍スポ「東京税関情報ひろば」が超絶楽しい…村田らむがツッコミルポ!
そしてドーンと大きい、カスタム君のキグルミが現れた。誕生日11月28日、身長180センチ、体重90キログラムと、犬としてはバカでかいカスタム君だが、なぜ犬なのか? というと、麻薬探知犬をイメージしているからだ。
麻薬探知犬は昭和54年から導入されて、現在は全国に約130頭が配備されているそうだ。思っていたよりも少ない。
「なぜ麻薬探知犬は麻薬を見つけようとするのか?」
「麻薬探知犬はどのような訓練をしているのか?」
「麻薬探知犬の種類は?」
などの疑問に丁寧に答えている。
麻薬探知犬関連のコーナーに『20世紀少年』(浦沢直樹)が陳列してあった。
なんで? と思ってみると、主人公ケンヂの同級生ユキジが大人になって税関職員として警察犬のハンドラーをしていた。ああ、そう言えばそうだった!! と思い出した。
そういえば『K-9/友情に輝く星』(ロッド・ダニエル)という警察犬の映画があったし映画に向いているかもしれない。
ガラスケースに「麻薬探知犬カード」が展示されていた。解説を読むと
『空港などで、麻薬探知犬の訓練に協力して頂いた方に「お礼」としてオリジナルの麻薬探知犬カードをお渡ししています。訓練は海外から帰国した方に、麻薬のにおいのついたものを実際に持ってもらい「麻薬探知犬が大勢の中からその方を探す」という内容です。麻薬探知犬を見かけましたら訓練にご協力お願いします。』
と書いてある。うわーめっちゃやりたい。麻薬探知犬に捕まりたい。
カードとしての完成度が今ひとつなのが、むしろとてもいい感じ。カードマニアの人はぜひ集めたいカードだろう。
僕が訪れた時には、たまたま麻薬探知犬の40周年記念写真展が開催されていた。麻薬探知犬のポスターも貼られていて、
『麻薬犬、ナメんなよ。』
『麻薬! 何がなんでも、通さへんで!』
『オイっ、におうぞ。』
などのセリフを犬が言ってる感じになっている。麻薬探知犬ってそんな、鬼刑事みたいなキャラクターだったんすか?
さらに歩を進めると、鉄腕アトムの大きな人形が設置されていた。
「鉄腕アトムも税関のキャラクターとして使用されてるのかな?」
と思ってよく見てみると、足元に『偽造品』と書かれたプレートが設置してあった。
知的財産侵害物品を取り締まるのも税関の仕事なのだ。ルイヴィトンやエルメスの本物とニセモノが並べて展示してある。見比べれば違いが分かるものもあるのだが、どっちが本物なのかは分からない。麻薬や拳銃よりも、見つけるのは難しいだろうなと思う。
偽造品と知らなくても、知的財産を侵害していると認定された場合は輸入できなくなるので、海外での買い物は気をつけなければならない。
こないだ韓国に行ったら、駅構内でヴィトンの財布やバッグをガンガン売っていたけど、絶対ニセモノなので買ったら税関で止められる可能性があるわけだ。
そう言えば、カスタム君は色も形も『さんまのまんま』の“まんま”によく似ている。知的財産侵害してるんじゃないの? と思ったら、『カスタム君が「さんまのまんま」に出演しました!』とまんまと並んだ写真が貼ってあった。すでに本家に取り入っていたか!!
というわけでザッと見るだけでもかなりの時間がかかった。
細かい資料を閲覧できるコーナーもあり、詳細に見ていたら余裕で半日以上かかると思う。知的好奇心を満たすにはオススメのスポットだ。ただ土日休みなので気をつけて欲しい。
最後にすごく気になったことがあった。
ちょっとお腹の調子が悪くて何回かトイレをお借りしたのだが、トイレに行くたびに、職員の人がシャコシャコと歯を磨いていた。
国家公務員って口が臭くなるの? 潔癖な人が多いの?
という疑問がわいた。
とりあえず、税関を舞台にした映画を作るあかつきには、職員がトイレでシャコシャコと歯を磨くシーンを入れて欲しいと思った。
参考:「税関」
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