コンゴ最強オシャレ軍団「サプール」来日公演!緊急・徹底解説! 音楽&ファッションが世界で大注目!

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スティノ

 1970年代後半にザイール(現在のコンゴ民主共和国)でサプールというムーヴメントを巻き起こした歌手のパパ・ウェンバ(2016年に死去)と長年行動を共にしていた歌手のスティノが来日した。今回の来日は、『音部屋スクエア』(東京都新宿区)で行われるコンサートに出演するためだ。

 パパ・ウェンバと言えば、76年にヴィヴァ・ラ・ムジーカという自身のオルケストル(バンド)を結成して、音楽の中にファッションを取り入れたことで知られるミュージシャンだ。これによって、ザイールでは、すっかり廃れていたサプールという文化が復活した。パパ・ウェンバは、ジャン・ポール=ゴルチェやマリオ・ヴァレンチーノなどといったブランドものの洋服を着てステージに上がった。

 今回、来日したスティノは、10代の頃からヴィヴァ・ラ・ムジーカに在籍していたミュージシャンだ。80年代後半になって、パパ・ウェンバがパリを拠点とするインターナショナルなグループを結成すると、そのグループのフロントにも立っていた。コンゴ民主共和国でもよく知られているミュージシャンのひとりで、現在は、パリ郊外に住んでいる。ワードミュージックファンなら知っていることだが、ヴィヴァ・ラ・ムジーカもインターナショナルなグループも来日公演を行っている。コンサートが終わってから、横浜・関内にある《LEON BAR》で話を聞いた。

――どうだった、今回のコンサートは?

「日本に来るのは、2016年以来のことになるね。3年前のパパ・ウェンバの追悼コンサートのとき以来だ。今回のコンサートにも多くのオーディエンスが来てくれた。とてもいいコンサートになった。感謝している」

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――数年前から日本でもサプールという文化が注目されているけど、最近はどうなっているのかな。

「最近は、モドゴ・ジャン・フラン・コ・フェーレ(という有名なサプールであり作詞家)の息子であるロービーがパリ市内でブティックを経営している。彼は、サプールであり歌手でもある。世代が若返った感じだ。パリ市内やその郊外でコンサートが行われると、みんなオシャレをして来ているよ。数多くのコンゴ人がサプールの血を引き継いでいる。キンシャサでもそれは同じことだ。自分自身は、サプールを名乗らないことにしているけど、今日着ている服は Yoji Yamamoto だよ。人には、それぞれのスタイルがある。それを名乗る者もいれば、名乗らない者もいる。それぞれが尊重されるべきだと思っている」

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