豚の頭、大腿骨、トイレに豚足ドーン! 延々と「肉屋」が続く韓国・馬場畜産物市場の様子がヤバすぎる!村田らむ)

 東京だと『戸越銀座商店街』、大阪だと『天神橋筋商店街』が長い商店街として有名だ。どこまでも続く長い商店街を歩くのは楽しいけれど、ちょっと心細い気持ちになってくる。ひょっとしたら時空が狂っていて、永遠にこの商店街は続いているのではないだろうか? 二度と家には戻れないのではないだろうか? という、迷子になった子供のような気持ちになる。『十二市場オデッセイ』(筒井康隆)はどこまでも続く市場をさまよう話だった。『横浜駅SF』(柞刈湯葉)は無限増殖して広がり続ける横浜駅を舞台にした話である。こういう小説があるということは、みんな同じような気持ちになるということだろう。豚の頭、大腿骨、トイレに豚足ドーン! 延々と「肉屋」が続く韓国・馬場畜産物市場の様子がヤバすぎる!村田らむ)の画像1 普通の商店街でもそんな不条理小説のような不安にかられるが、今回紹介する韓国の商店街はさらにフィクション感がある。

 延々と“肉屋”が続く商店街なのだ。

 場所は韓国のソウル市東部・馬場洞(マジャンドン)にある馬場畜産物市場である。

 韓国の市場は日本よりも大きくて、生体の販売もしていて楽しい。だが、馬場畜産物市場は規模がさらに大きかった。巨大なアーケード街を中心に、ズラーッと何百軒も肉屋が並んでいるのだ。

豚の頭、大腿骨、トイレに豚足ドーン! 延々と「肉屋」が続く韓国・馬場畜産物市場の様子がヤバすぎる!村田らむ)の画像2 肉屋の隣も肉屋で、その隣も肉屋で、ずっと肉屋肉屋肉屋なのだ。商店街のお店の8割が精肉店だ。見渡す限り肉屋が並ぶ光景はなんだかもうSFである。

 売っている肉は、牛肉と豚肉がほとんどだ。韓国と言えば犬料理と思う人も多いかもしれないが、犬肉は売られていない。鶏肉も見なかった。

 ちなみに、ソウルと釜山にあった犬の生体販売をしている市場は動物愛護団体の圧力によって潰されてしまった。とても残念である。

 ここでは、韓国全土から牛肉と豚肉が集められて販売されている。そもそもは屠殺場も併設されていたのだが、1998年に移転した。そして今は、肉屋の並ぶ商店街になった。

豚の頭、大腿骨、トイレに豚足ドーン! 延々と「肉屋」が続く韓国・馬場畜産物市場の様子がヤバすぎる!村田らむ)の画像3 早めに店じまいする精肉店が多いため、僕が到着した15時くらいには閉まっている店も多かったが、それでも数十軒のお店は営業していた。
 営業しつつ、包丁でガンガン食肉加工をしている。働いているのは女性が多い。
 肉切り包丁で肉を切り分け、量り、並べ、カゴに入れ、フックで吊るし、冷蔵庫で冷やしていく。

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