骨髄移植した男性の精液から「ドナーのDNA」しか検出されない大事件発生! どうなっちゃうの!?

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画像は「Getty Images」より引用

 このことは2つの大きな問題を示唆していた。一つは、「患者が子供を作ったら、それはドナーの遺伝子を引き継ぐ子供になってしまうのではないか」というものである。ロング氏は移植を受ける以前、2人目の子供が生まれた後に精管切除を受けており、今回の研究ではその精子を調べることはできなかった。

 ドナーのDNAしか検出されなかった理由について、精液には通常精子と白血球が含まれているが、ロング氏の場合精子は含まれず、移植された造血幹細胞から造られる白血球のみが含まれるため、ドナーのDNAだけが検出されたのではないかということだ。また、多くの専門家は造血幹細胞の精子への影響を否定しており、子供がドナーの子になるというような事態にはならないとしている。

 そして、もう一つの問題は、犯罪の科学捜査におけるものだ。DNA鑑定によって無実のドナーが罪に問われかねず、また、遺体の身元調査にも影響を及ぼしかねないのである。推理小説や刑事ドラマがお好きな方なら、この手の“トリック”を一度は見たことがあるだろう。世界では実際に犯罪捜査に影響を与えた事例も存在する。

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