骨髄移植した男性の精液から「ドナーのDNA」しか検出されない大事件発生! どうなっちゃうの!?

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画像は「Getty Images」より引用

 例えば、2004年にアラスカで起きた性犯罪では、遺留物の精液から抽出されたDNAが、刑務所にいる男性のものと一致したという。事件当時は収監中で、もちろん彼は犯人ではない。調査の結果、過去に兄弟から骨髄移植を受けてたことが判明し、警察はそのドナーを逮捕した。

 また、別のケースでは、性的暴行の被害者から2人分のDNAが検出されたという。しかし、被害者は犯人が1人だったと話し、証拠品との矛盾から被害者の証言そのものが疑われてしまったそうだ。しかし、逮捕された犯人には骨髄移植の経歴があり、2人目のDNAはそのドナーのものであることがわかった。

 身元不明男性の遺体のDNAを調べたら女性のものだったという話もある。2008年、韓国で見つかった遺体の検査を行ったところ、見た目や体つきはどう見ても男性なのに、血液や肺、脾臓に含まれるDNAは女性のものということがあった。最終的には腎臓のDNAで身元が判明したが、この男性は過去に娘から骨髄移植を受けていたことがわかっている。

 世界では、毎年何万人もの人々が白血病などの血液疾患のために骨髄移植を受けている。しかし、移植を受けた患者のDNAに関する調査はほとんど行われていないのが実情という。ロング氏のデータは実に貴重であり、今後も研究を続けていく予定だという。

 今ではすっかり回復して職場にも復帰したロング氏。「実験に参加するのはとても楽しかった」と語り、来年の夏にはドナーに会うためのドイツ旅行を計画しているそうだ。

参考:「The New York Times」「Independent」「KTVN」ほか

編集部

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