イースター島のモアイ像が作られた“真の目的”ついに判明! 定説覆る「単なる岩石ではない…」成分分析で衝撃の報告!
■失われてしまった豊かな森をモアイが“穴埋め”
実際にイースター島では、かつてバナナ、サトイモ、サツマイモ、クワなどが耕作されていた形跡があるという。
イースター島の土着文明の変遷を調べると、過去に林立していたヤシの木などの森が乱伐された時期があったことが推察されている。森林伐採によって土壌の肥沃度が低下したことから、農作物の生産性を高めるために労働集約型の“ロックガーデン”が開発されたということだ。
今回の研究によれば、失われてしまった豊かな森をまさに“穴埋め”するかのように、モアイ像が造られ随所に設置されていたことになる。そして栄養素が豊富なモアイ像の岩石が、痩せてしまった土地を再び作物の収穫が見込める豊かな土壌に変えたのだ。
研究チームによると、ラノ・ララク採石場は、岩石を切り出す場所であるだけでなく、彫像が刻まれ、設置場所へ移動する前の一時保管場所でもあったという。
イースター島は現地ではラパ ・ヌイと呼ばれているが、それは古代ポリネシア人の土着の文化があったことを意味する。この巨大なモアイ像はその文化では“豊穣”のシンボルであったとも言われている。今回の研究ではモアイ像が単なるシンボルというだけでなく、実際に化学的に土壌を肥沃にさせていることが指摘されることになったと言えるだろう。
イースター島には超古代文明があったとする説もあり、このモアイ像をはじめまだまだ謎も多い。イースター島とモアイに関するニュースには今後も注目していきたい。
参考:「Science Alert」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊イースター島のモアイ像が作られた“真の目的”ついに判明! 定説覆る「単なる岩石ではない…」成分分析で衝撃の報告!のページです。仲田しんじ、農業、イースター島、モアイ、土壌、ラノ・ララク、ラパ ・ヌイ、古代ポリネシアなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで