偽装死で世間を完全に欺いた実在の人物10人! 暗殺逃れ、完全犯罪、記憶喪失… 想定外の“転生手口”に驚愕!
■“ケイシー・ニコル”・スウェンソン
1999年、「ケイシー・ニコル」という19歳の女子学生のブログがネット上で大きな注目を集めた。バスケットボールの花形選手だったケイシーだが、実は末期の白血病であることをネット上で公表したのだ。そして“闘病記”を日々ブログに綴ったのである。
ケイシーが置かれている状況に深く同情し、毎日のように彼女を激励する人々も少なくなかった。そうした人物の1人は、一度でいいからケイシーの元を訪れて直接話をしたいと申し出ていた。
何度目かの日程の調整をやりとりする連絡の後、友人の1人はようやくケイシーと面会する日取りが決まったのだが、彼女の元へと旅立とうとした直前の2001年5月15日に、その人物はケイシーの母親のデビーから電話を受け、ケイシーが前日に亡くなったことを知らされたのた。
そしてこの後に事態は急展開を見せ、実は「ケイシー・ニコル」は実在の人物ではなく、ケイシーの母親としてブログにも登場していたデビー・スウェンソンという主婦がすべてを作りあげていたことが判明したのである。
■フアン・プホル・ガルシア
スペイン人であるフアン・プホル・ガルシアは共産主義とファシストの両方を嫌悪していた。イギリスが第二次世界大戦に参加したとき、狂信的なナチス支持者というキャラクターを偽装してナチス・ドイツのエージェントになることに成功。
ガルシアはイギリスに送り込まれて追加のエージェントを募集するようにナチスから指示されたのだが、彼はイギリスの諜報機関・MI5と協働してナチスが不利になるような偽情報をドイツに流す二重スパイの活動を始めたのである。
終戦後の1949年、ナチスの残党からの報復を恐れた彼はアンゴラに移り、MI5の助けを借りてマラリアによる病死を偽装した。その後は完全に別人として生活を送り、最後はヨーロッパに戻ってから1988年に亡くなっている。
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2024.10.02 20:00心霊偽装死で世間を完全に欺いた実在の人物10人! 暗殺逃れ、完全犯罪、記憶喪失… 想定外の“転生手口”に驚愕!のページです。仲田しんじ、死、転生、偽装、ローレンス・ジョゼフ・バーダー、ジョン・ストーンハウス、ジャコット・ドライエ、ナザリオ・モレノ・ゴンザレス、ケイシー・ニコル、フアン・プホル・ガルシア、ラッセル・パックマン、アルカジー・バブチェンコ、オードリー・マリー・ヒリー、ジョン・ダーウィンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで