偽装死で世間を完全に欺いた実在の人物10人! 暗殺逃れ、完全犯罪、記憶喪失… 想定外の“転生手口”に驚愕!

■ラッセル・パックマン

 人妻のキャロル・パックマンは、1985年にイギリスのボーンマスで姿を消した。「もう戻ってくることはない」と書かれた簡単なメモを残していたという。キャロルは夫のラッセルが若い女と浮気していることにひどく心労していたことが娘の証言などから明らかになっている。

 しかしその後の1993年に、ラッセル・パックマンもまたヨット旅行中に行方不明となった。そしてその時のラッセルのパートナーであった女性のパトリシアがラッセルにかけられている多額の生命保険の支払いを申請したのだ。

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画像は「YouTube」より

 警察は敏感に犯罪の臭いを嗅ぎつけ、パトリシアの行動を密かに追跡したところ、刑事は生きているラッセルの居場所を突き止めて拘留。後の自白でキャロルは行方不明になったのではなく、ラッセルが殺したことが打ち明けられた。しかし彼は妻の遺体の行方については口をつぐんだままである。

■アルカジー・バブチェンコ

 プーチン政権に批判的なロシアのジャーナリストであるアルカジー・バブチェンコは2018年5月29日、キエフのアパートで射殺されたと報じられた。警察はすぐに、政府に対する批判的なジャーナリストの活動に対する報復としてバブチェンコが殺された可能性を指摘した。

 しかし誰もが驚いたことに、その翌日、バブチェンコはウクライナ保安局(SBU)の記者会見で、生放送中の中継にまったくの無傷の姿で登場したのだ。

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 その記者会見でバブチェンコは、プーチン政権に批判的なジャーナリストが続けざまに暗殺されていることを受け、これまでの1カ月間にSBUと協力して“暗殺部隊”を割り出す調査を行っていたことを明らかにした。バブチェンコの暗殺が実際に計画されていることを知ったSBUは、偽の情報を流して実際の暗殺を回避し、そして暗殺を計画していた容疑者、ボリス・ハーマンを拘留した。

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