偽装死で世間を完全に欺いた実在の人物10人! 暗殺逃れ、完全犯罪、記憶喪失… 想定外の“転生手口”に驚愕!
新年は何か新しいことを始めたくなる時期でもあるが、この世界にはそれまでの自分をすべて捨て去り、新規一転して誰にも知られずに第二の人生へと踏み出した人々もいる。究極の“チェンジ”を選び、自分の死をも偽装した10人をこの機会に紹介してみたい。
■ローレンス・ジョセフ・バーダー
ローレンス・ジョセフ・バーダーは、オハイオ州アクロン在住のクッキング用品を扱うセールスマンであった。1957年3月15日の朝、当時30歳だった彼は湖へ釣りに出かけたまま戻ることはなく行方不明となったのだ。
捜査の甲斐もむなしく、1960年には法律上の死亡(失踪宣告)が認定された。ちなみに行方不明時に彼は2万ドルの借金を抱えていた。
実は彼の失踪の4日後、ネブラスカ州オマハのとあるバーに、バーテンの職を求めてやって来た男がいた。ジョンソンと名乗る男は持ち前の陽気で快活なキャラクターで、すぐさま人気者となり、メディア関係者の目にも留まって地元のラジオアナウンサー、テレビのパーソナリティーとして活躍するという大躍進を遂げる。そして1961年には20歳の女性と結婚。
そして1965年2月、ジョンソンはローレンス・ジョセフ・バーダーの姪と偶然に遭遇。姪はこの男が行方不明になった叔父であることを見抜いたのである。
バーダーは自分は記憶喪失になったのだと訴えていて、それまでの生活はまったく思い出せないのだと説明していた。残念ながらその翌年の1966年に悪性腫瘍で亡くなってしまい、ことの真相は謎のまま葬られることになった。
■ジョン・ストーンハウス
1960年代、ジョン・ストーンハウスはイギリス労働党内で急速に頭角を現した有力な若手政治家であった。将来の首相候補者とさえ目されていたのである。
しかし彼の個人事業が失敗して巨額の負債を抱えて窮地に追い込まれ、1974年にバケーションで訪れていたマイアミのビーチで脱ぎ捨てた彼の服が発見され、妻のバーバラは喪に服した。
しかしその後の調べで、彼は1962年以来チェコのスパイであり、政府の計画についてソビエトに機密情報を提供していたことが判明。そして彼は自殺したのではなく、別の名前でオーストラリアで逃れて生きていることもわかったのだ。それでも証拠不十分で起訴はされていない。
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2024.10.02 20:00心霊偽装死で世間を完全に欺いた実在の人物10人! 暗殺逃れ、完全犯罪、記憶喪失… 想定外の“転生手口”に驚愕!のページです。仲田しんじ、死、転生、偽装、ローレンス・ジョゼフ・バーダー、ジョン・ストーンハウス、ジャコット・ドライエ、ナザリオ・モレノ・ゴンザレス、ケイシー・ニコル、フアン・プホル・ガルシア、ラッセル・パックマン、アルカジー・バブチェンコ、オードリー・マリー・ヒリー、ジョン・ダーウィンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで