神楽坂周辺に妖怪「すじかぶろ」が多数出没中! 令和最初の重大心霊現象発生か… 韓国料理店がヤバいことに!
■危機一髪の恐怖! 何者かに腕を捕まれ……!
密教でお祓いがよく行われるのは事実だが、本当にこれが幽霊の仕業かどうか、わからない。ノイローゼの従業員がいる、水道管が壊れかけていた、近所で深夜工事をやっていたなど、調べてみれば全然違う原因だったというケースも多いのだ。
そこで、密教僧はお祓いするしないの前に現地を下見に行くことにした。神楽坂の神社の裏手にある一軒家を改造した韓国料理店で、開業して20年以上になるのだそうだ。古民家風のしゃれた外観に、店内は白を基調としたキレイな作りで、とても幽霊が出るような気配はない。
「これなら大丈夫だろう、何か別の理由があるよ」などと話しながら椅子に座り、チヂミとユッケジャンクッパとカルビと……と、オーダーしながら話をしていたら…… 後ろから何者かが突然、密教僧の両二の腕をつかんだ。それはすごい力で、腕を上げることができないばかりか、身動きも取れない。パッと視線を腕に落とすと、長い爪が腕に食い込んでいる。すると、向かい側に座っていた女性が異変に気づいた。
「どうしたの?」
密教僧は、何かに腕をつかまれているんだと答えた。
「そのまま、お祓いして!」
いやいやいや。ダメだよダメだよ、身動きも取れないから無理だ…… と返していたところ、いつの間にか解放されていた。結局、これは手に負えないと店を出たそうである。後で腕を見たら、深いひっかき傷が3本づつ、両腕についていたそうだ。
■残された謎…… なぜ「すじかぶろ」が神楽坂に!
後日、密教僧がこの出来事を妖怪を研究している知人に話したら、
「それは『すじかぶろ』じゃないですか? 爪が長い、子どもの妖怪ですよ。奈良の遊郭によく出ていたらしい」
と即答。かつての遊郭、子どもの姿、爪が長く、ひっかく……と見事に合致する。妖怪はいるのだ。少なくとも神楽坂にはいる。「すじかぶろ」がいる。
ではその後、問題の韓国料理店はどうなったか? 後日談もすごかった。
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2024.10.02 20:00心霊神楽坂周辺に妖怪「すじかぶろ」が多数出没中! 令和最初の重大心霊現象発生か… 韓国料理店がヤバいことに!のページです。除霊、妖怪、フランス人、インド人、久野友萬、神楽坂、すじかぶろ、密教僧、韓国料理などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで