ネッシーはお腹に“ポケット”を持つ「有袋水生動物」だった! 衝撃のUMA最新説、専門家が極秘作戦で立証へ!

■「ネッシーが巨大ウナギである可能性を排除できない」

 このペカン氏の大胆なアナウンスは、昨年発表されたネス湖の生物のDNAを1年がかりで調査分析した科学研究を受けてのことである。この本格的な調査研究では残念ながら“ネッシー”はおそらく巨大ウナギであると結論づけられたのである。

ネッシーはお腹にポケットを持つ「有袋水生動物」だった! 衝撃のUMA最新説、専門家が極秘作戦で立証へ!の画像3
「Daily Star」の記事より

 ニュージーランド・オタゴ大学の研究チームは深さ227mのネス湖のさまざまな場所と深度で250の水サンプルを収集。このサンプルに含まれた生物の痕跡、毛皮、羽毛、皮膚、鱗、フンなどからDNAを採取し、ネス湖の生態系に存在するすべての生物種を浮き彫りにした。

 一連のDNAを分析したところ、ネッシーである可能性のある大型爬虫類、チョウザメ、首長竜(プレシオサウルス)のDNAは発見されなかったことから、いわゆる“ネッシー”は消去法で考えれば巨大ウナギである可能性を排除できないという結論に至ったのである。

 研究を主導したニール・ゲメル教授は研究発表を行った学会の会議で「ネッシーがプレシオサウルスであるというアイデアは、私たちが得たデータからは成立するとは思いません」と発言している。

ネッシーはお腹にポケットを持つ「有袋水生動物」だった! 衝撃のUMA最新説、専門家が極秘作戦で立証へ!の画像4
「Daily Star」の記事より

 ゲメル教授はこの淡水湖の巨大ウナギの群が風光明媚な景観を楽しむ日帰り客の“期待”を叶える“希望的観測”である可能性が最も高いと示唆した。

 このような研究結果が報告されてはいるものの、今回のペカン氏のような熱意溢れるネッシーハンターの活動を止めるほどの影響力はないようだ。今後もネス湖のネッシーの動向から目を離すことはできそうもない。

参考:「Daily Star」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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