中国版ネッシーか、長江を泳ぐ超巨大UMAが激撮される! 水質汚染でバケモノ化の恐れ… 学者たちもガチ議論紛糾!
中国の長江で、川を悠然と泳ぐ巨大な黒い謎の生物が撮影された。その動画は中国のSNSで大きな反響を巻き起こし、中国版ネッシーと英「BBC」(9月17日付)も取り上げる騒ぎになっている。
・ China gripped after sighting of its own ‘Loch Ness Monster’ (BBC)
今月13日、中国のSNS「Weibo」に一本の動画が投稿された。投稿者は釣りが趣味らしく、湖北省西部宜昌市を流れる長江の川辺で釣りをしている最中、見たこともないような黒い巨大な生物を目撃、スマートフォンで撮影したとのことだ。
それは水面をうねりながら泳ぐ生物で、一見蛇か鰻のようにも見えるが、その割には胴が太く、長さは短いように思われる。正確な大きさはわからないが、周囲の状況と比較しても相当に大きな生物のようだ。まるでネッシーのような姿は中国の人々にも強い衝撃を与えたようで、この動画は今月17日までに304万回以上再生され、「長江の竜だ!」など、1400を超えるコメントが付けられている。
Weiboではこの生物の正体が激しく議論されており、専門家も意見を出し始めている。BBCの記事では、華中農業大学のWang Chunfang教授の「水中や水辺に住む蛇で、新種ではないだろう」という見解を紹介している。周辺には最大で1.8mもの大きさに成長するチュウゴクオオサンショウウオも生息しているとの指摘もある。ネット上では近年激しく進んでいる水質汚染が原因で、それらの生物が巨大化してしまったのではないかという意見も出ている。
また、生物ではなく板や布などの無生物が浮いて流されていただけではないかという指摘もある。水流によってその影が揺らめき、まるで生物が泳いでいるかのように見えていただけという可能性だ。近隣で撮影されたという画像に、それらしきゴミの姿が確認できるという。
さらに、動画が撮影された宜昌市には三峡ダムがあり、謎の巨大生物はそのダム湖に住んでいるのではないかとも指摘されている。中には「地元政府による観光キャンペーンの一環だ」というひねくれた意見もある。
中国には古くより、竜など水中に住む巨大な生物の伝承が複数存在している。今回の動画への強い関心にはそのような背景もあるのだろう。国境を越えて広がる中国版ネッシー騒動は、まだまだ沈静化する気配を見せない。
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2024.10.02 20:00心霊中国版ネッシーか、長江を泳ぐ超巨大UMAが激撮される! 水質汚染でバケモノ化の恐れ… 学者たちもガチ議論紛糾!のページです。中国、動画、ネッシー、長江、三峡ダム、Weiboなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで