米軍はHAARPによる気象改変攻撃をガチ活用している! 12年前の公式文書で“ほのめかし”発覚、「ファンタジーではない」

■12年前に米軍が“気象改変兵器”を検討

 今から12年前の2008年に米空軍から発表された「Air Force 2025」というレポートでは、今後の数十年間でアメリカが直面する最も差し迫った危険を予測し、それらに対処するための潜在的な防衛戦略を考察している。

 その中の提案の1つに「宇宙空間からの高エネルギーレーザーシステム」の構築がある。これは地上、空中、および宇宙空間のターゲットを攻撃する能力を備えた非常に強力なレーザー兵器だ。

米軍はHAARPによる気象改変攻撃をガチ活用している! 12年前の公式文書でほのめかし発覚、「ファンタジーではない」の画像3
「Daily Star」の記事より

「低出力設定では、敵の光学系装備を無効にし、パッシブセンシング任務を実行します。レーザーでターゲットを照射して、さらには天候を改変することさえできます」とレポートの分析記事は言及している。

「15から20のそのような軍事衛星によって全世界をカバーできます」(レポートより)

「Global Research」が発行したレポートからの抜粋では、専門家は「軍事化された気象操作技術は空想的なファンタジーではなく、実現は時間の問題に過ぎないと確信している」と述べている。

「気象改変技術は国内および国際的な安全保障の一部となり、(技術を持つ国から)一方的に行われる可能性があります。攻撃的および防御的な用途があり、抑止目的にも使用できます。地球上で降水、霧、暴風雨を生成したり、宇宙の気象を改変することができます。そして人工気象の生成はすべて、グローバルな理解、到達範囲、そして戦力を獲得するために、アメリカの影響力の大幅な増加と、一方で敵対者の能力低下をもたらす統合された技術セットの一部です」(レポートより)

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「Daily Star」の記事より

 イランの地震がHAARPによって引き起こされた可能性と、プログラムが将来の攻撃で使用される可能性は共に低いかもしれないが、その潜在的な能力がかつてアメリカの防衛戦略の重要な部分を形成していた十分な証拠があったことになる。これが今日までにどの程度達成されているのか、そして実際に使用されているのかどうか、先入観を持つことなくウォッチしていかなくてはならないのだろう。

参考:「Daily Star」、 「The Iran Observer」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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