巨人探査がニュージーランドで横行中！ 2.7m「背の高い人々」とマオリ族の謎！

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　件のグループはこうした噂話に影響されたと見られている。ただ、彼らは全員アマチュアで、洞窟の掘削許可も得ぬまま探索を続けているため、土地所有者や考古学者にとっては目の上のタンコブのようだ。これまでに、2500年前の前マオリ住民の大腿骨だとする“発見”をしているが、真偽は不明である。

　また、彼らの動機が人種差別に根差している可能性まであるという。というのも、マオリ族以前の定住者がいたとすると、彼らはマオリ族によって絶滅させられたことになる。ドートル氏のように「マオリ族によって食べられた」かもしれないし、虐殺されたかもしれない。すると、「平和的な先住民がマオリ族によって殺された」という言説が生まれる。これを認めると、英国によるニュージーランドの植民地支配を正当化することにも繋がる恐れが出てくるとのことだ。

　すると、秘密グループが遺骨を発見したと主張するのも、マオリ族以前に巨人が住んでいたという言説を流布することで、マオリ族のイメージを悪化させようとするプロパガンダの一環かもしれない。

　ただ、彼らが純粋に巨人の存在を信じている可能性もなくはない。であるなら、土地所有者にから許可をもらい、正々堂々と発掘作業をしてもらいたいものだ。

参考：「RNZ」、ほか

TOCANA編集部

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