「時空を歪ませる超光速ワープ技術」の特許を米政府が認定! 大学研究でも注目…遂に「ワープ」現実に!

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画像は「Science Alert」より

『宇宙戦艦ヤマト』や『スタートレック』など宇宙を舞台にしたSF作品には、宇宙空間を超光速で移動する方法「ワープ」が欠かせない。何万光年もの距離を一瞬で移動してしまうワープはSF的ロマンの極致であるが、現実にはいまだ存在していない。アインシュタインの相対性理論では、光より速く情報や物質を送ることはできないため、理論的にも不可能だ。

 だが、科学ニュース「Science Alert」(3月1日付)によると、ワープを実現できるかもしれない1つのアイデアがあるという。この度、米アラバマ大学の研究者ジョセフ・アグニュー氏が、アメリカ航空宇宙学会のフォーラムで、ワープ理論について発表した。

 アグニュー氏のアイデアは、メキシコ人の物理学者ミゲル・アルクビエレ氏が1994年に発表した「アルクビエレ・ドライブ」を基にしている。数あるワープ理論の中でも、アルクビエレ・ドライブはアインシュタイン方程式の解に則った理論的かつ現実にも妥当な理論だとされている。

 その仕組みは簡単だ。宇宙船の前方の空間を縮ませ、後方の空間を拡張することで、“ワープ・バブル”を発生させ、船をそれに乗せることで超光速を実現する。事実上、宇宙船ではなく時空間を動かすことになるので、時間の遅れも発生しないし、光速を超えて物質を送ることにもならず、相対性理論に抵触しない。

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画像は「getty images」より

 2016年に重力波が発見されたことで、時空の収縮と膨張を利用するアルクビエレ・ドライブはより現実的なものとなった。ただ、問題となるのは時空間を自在に操るだけのエネルギーが膨大だということだ。総エネルギー量は宇宙全て、もしくは木星の質量と同程度になると見積もられている。

 だが、アグニュー氏は「達成不可能なチャレンジではない」と希望を語っている。

「ワープ理論は追求するに足る地点にまで来ています。そして現在は、ワープ理論が根拠のあるものだという証拠を見せることははより簡単です。この研究を進めることでテクノロジーも発展しますし、そのことは間違いなく有益なことです」(アグニュー氏)