近未来「人はロボットに脳を移して永遠に生きる」学者が断言! 肉体は滅びても死は回避「ただし…」

 そう遠くない未来、人間は死を克服できるという。ただし、その恩恵にあずかれるのは超富裕層だけ――。英「Daily Star」(3月4日付)がそんな恐るべき未来を予言している。

・ Super-rich to ‘live forever by implanting brains in human-like robots’ (Daily Star)

 科学技術の発展により、脳を電子化したりロボットに移植したりといったSFの世界は現実のものに近づいている。イギリスの未来学者イアン・ピアソン氏は「今後数十年以内に人間と機械の境界線がぼやけるだろう」と予測しており、マイクロチップや網膜インプラントといった技術はその萌芽であるという。

近未来「人はロボットに脳を移して永遠に生きる」学者が断言! 肉体は滅びても死は回避「ただし…」の画像1
イアン・ピアソン氏。画像は「Daily Star」より引用

「それは脳に拡張機能を追加するようなもので、家に温室を作るのと似たようなものだと考えてください」(ピアソン氏)

 ピアソン氏は、人類が2050年までに「電子的不死」を実現すると考えている。生身の体は死ぬかもしれないが、その脳のデータはマイクロチップに記録され、見た目は人間にそっくりだが硬い外殻や強力な人工繊維で作られたロボットに搭載可能になるというのだ。つまり、人間はその体が滅びても機械と一体化することでその意識を持ち続ける「不死」状態になるというのである。

 自分の意識をどのようなロボットに入れるかは自由であり、その気になればペットの猫として生きることも可能になるという。人生に肉体はもはや必要なくなり、ネットを介してデータを転送することで、世界のどこにでも行くことが可能になる。だがその一方で、プライバシーについて新たなリスクが問題となるともいう。脳のデータのハッキングや不正コピーにより、個人情報の侵害、詐欺、なりすましが容易になってしまうのだ。

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