すでにAIには意識が芽生えている可能性! 学者発表、「GAI」に進化して完全“人間超え”!
■意識を持った知的ロボットが登場する日
AIがすでに意識を持っているとはどういうことなのか。
数学者のヨハネス・クライナー氏と物理学者のショーン・タル氏は最近、意識の性質に関する研究論文を発表している。これは、数学的に言えば、この宇宙にあるすべての物体には身体的意識(physical consciousness)が埋め込まれていることを示している。
学術論文アーカイブ「arXiv.org」などで今年2月に発表された論文では、意識の統合情報理論(Integrated Information Theory of Consciousness、ITT)と呼ばれる理論の背後にある数学の一部を整理し、全宇宙のすべてのものがある程度の意識の特徴を示していると指摘している。
これは“身体性”があるものにはすべて“意識”があるという考え方で、身体性があれば物事を体験することができるため、ある種の意識があるとする理論である。たとえば木は太陽の光を「感知」し、太陽の方向に葉や枝を伸ばすことができるという意味で意識を持つ存在である。
生命体である木に意識があるというのはまだ理解しやすいかもしれないが、たとえば岩やスプーンなどにも意識はあるのだろうか。この理論でいえば、無生物の岩やスプーンにもある種の意識はあるということだ。生命体であれ無生物であれ、分子から原子、粒子のレベルでは何ら変わりはないからである。
とすればクラウド上にあるAIには意識はないかもしれないが、パソコンなどの形を伴っているAIには少なくとも岩やスプーンと同程度の意識はあることになる。そしてもちろんAIには計算能力がある。
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2024.10.02 20:00心霊すでにAIには意識が芽生えている可能性! 学者発表、「GAI」に進化して完全“人間超え”!のページです。ロボット、数学、仲田しんじ、人工知能、意識、統合情報理論、身体性、GAIなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで