ジョンソン・エンド・ジョンソンのベビーパウダー「発がん性」疑惑の真相! 販売中止、60年間の隠蔽疑惑も…!
■発がん物質「アスベスト」を検出
この発がん性騒ぎは、2019年10月に新たな局面を迎えた。アスベストのせいで卵巣がんになったと訴える人が続出したため、アメリカ食品医薬品局(FDA)がオンラインで購入したボトルから微量だが発がん物質のアスベストを検出したと同社に通知したのだ。
J&Jは「用心のため」約3万3000本のベビーパウダーのボトルを自主回収。だが、その約10日後に社の独自調査として第三者機関にサンプルテストを依頼した結果、アスベストは検出されなかったと反論している。
ベビーパウダーを女性のパーソナルケアに使用することと卵巣がん発生に因果関係は確立されておらず、主要医療グループのほとんどが「タルクは無害」という見解だ。しかし、小規模研究のいくつかで小さな関連性が発見されたことにより、国際がん研究機関はタルクの性器使用を 「おそらく発がん性あり」 と分類しているという。
タルクはなめらかで、湿気を吸収するボディケア製品に利用される一方、塗料やプラスチックなどへの汎用性も高い。たしかに、女性の大切な場所にも工業用品にもOKというのは、あまり気持ちの良いものではないかもしれない。
また、ロイターが2018年12月に行った調査によれば、J&Jは自社のベビーパウダーにアスベストが含まれていることを1957年には知っていたというから、これが事実なら隠蔽ではないだろうか。
かつては安全と信じられてきたものが、実は危険なシロモノだったと暴かれ、消えてゆく――時代の流れとともに、今後ますますこういったケースが増えていく気がする。
参考:「Daily Mail」、「CNBC」、「Reuters」、ほか
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