製薬会社ファイザーが画期的「アルツハイマーの予防薬」を隠していた!? 米大手紙がすっぱ抜いて大ニュースに!
高齢化に伴い、世界的に患者が増加しているアルツハイマー病。未だ有効な治療法はなく、多くの患者やその家族が苦しんでいる疾病の一つである。だが、今月4日付の米大手紙「ワシントン・ポスト」のスクープ記事によれば、米国の大手製薬会社ファイザーは自社の薬がアルツハイマー病の画期的な予防薬となりうることを把握しながら、臨床試験も行わないばかりか、そのデータを隠蔽しようとしているというのである——。これが今全米で大ニュースになっている。
参照:ワシントン・ポストの記事
「ファイザーはアルツハイマー病予防の特効薬の手がかりを得ていた。なぜファイザーはそれを世界に教えなかったのか?」
■事件の経緯
報道によると、ファイザーの研究者らは2015年、自社の医薬品「エンブレル」にアルツハイマー病のリスクを64%減らす効果があるのを発見した。エンブレルは全世界で関節リウマチなどの治療に用いられている薬で、同社の大ヒット商品の一つである。
同社の研究者らは当然、この発見が本物であるか3000〜4000人規模の臨床試験を計画した。費用は8000万ドル(約87億円)と見積もられ、計画は内部の審査委員会にかけられることとなった。2018年2月の内部資料には『エンブレルはアルツハイマー病を安全に予防、治療し、進行を遅らせる可能性があります』との文言もあった。
しかし、3年の審査の後、同社はエンブレルの臨床試験を見送る決定をした。同社の発表によると、事前の統計調査が「厳密な科学的基準を満たさなかった」といい、エンブレルにはアルツハイマー病の予防効果はないとみなしたのである。また、この決定の後、同社はアルツハイマー病などを扱っていた研究部門を閉鎖、300人の従業員を解雇している。
同社のデータを見たという科学者たちも同社の決定に反対の声を上げており、詳細なデータを公表するように求めている。アルツハイマー病の専門家たちも、患者により良い選択肢を提示したいと、情報を提供するよう声を上げ始めている。
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