東京アンダーグラウンドパーティ「デパートメントH」28年間の歴史!ドラァグクィーン、ラバー、ドーラー、怪獣着ぐるみ、身体改造 etc

「デパートメントH」というアンダーグラウンドパーティをご存知だろうか?

 毎月第一土曜日に行われてきたレギュラーパーティとして、90年代から東京のクラブシーンを長く支えてきた老舗のクラブイベントである。そんな「デパートメントH」もまた、コロナ禍のライブハウスやクラブの営業自粛のなか、開催困難な状態に至っており、来たる6月6日深夜には独自の映像コンテンツ(※)を有料配信するという。

ゴッホ今泉のイラスト作品(開催自粛となった5月のフライヤーより)

「デパートメントHアワー」視聴期間:6/6 24:00 ~ 6/21


「デパートメントH」のオーガナイザー、ゴッホ今泉はアメコミタッチのイラストレーターとして知られ、その幅広い交友関係とアンダーグラウンドカルチャーに対する造詣の深さが息の長いレギュラーパーティを支えてきた。その第1回目は1992年5月、筆者はそのパーティを取材した縁で「デパートメントH」と関わっており、その付き合いは長い。

オーガナイザーのゴッホ今泉と身体改造アーティストのルーカス・スピラ
photo ケロッピー前田

「90年初頭にNYでスザンヌ・バーチのパーティやヘルファイアクラブなどを体験して、そういう遊び場が東京になかったから自分で始めたんだよね」

 そう、ゴッホは語る。日本でクラブカルチャーというとダンスミュージックのイメージが強いかもしれないが、本来のクラブは音楽ばかりでなく、セクシャリティやコスチュームなどを自由に開放し、観客参加型で新たな出会いを楽しむ場でもある。ドラァグクィーン、ラバー、ドーラー、怪獣着ぐるみ、身体改造など、様々なフェティシズムを体感できるパーティとして、アンダーグラウンドシーンを支えてきた。

 近年は、ラバーアーティストのKurageや美術家としてラバー着ぐるみの作品を手掛けるサエボーグらを中心とした“ゴム祭”が「デパートメントH」ならではの人気を集めていた。

サエボーグ photo ケロッピー前田

 92年から28年間、毎月のように行われてきた「デパートメントH」であるが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月4日のパーティは、ステージショーだけを通常通りに行って無観客による有料配信となった。その後、4月7日に緊急事態宣言が発令されたため、5月2日は開催自粛に。それでも、自粛と言われて黙ってお休みしているだけでは、長い歴史を誇るパーティの名が廃るとばかりに、レギュラーメンバーを中心とした演者たちがそれぞれ映像コンテンツの製作に挑み、6月6日深夜24時、「デパートメントHアワー」と称する特別番組が配信開始となる。

「コロナ禍の配信といえば、皆さん自宅のお部屋からリモート出演しています。僕らの番組も演者たちはそれぞれ自宅から配信するのですが、派手な衣装やオリジナルの背景を準備し、CG効果や編集を加え、夢の世界から配信しているような世界を作っています」

 そう、ゴッホは語り、「デパートメントHアワー」は配信番組としても独自色が出せたと胸を張る。

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