「世界初・緑のラブドール」ヨモギの精霊ヨモダンちゃん降臨祭開催中! 滲み出る宇宙人的エロスに陶酔
ラブドールを使った作品を手がけていることで知られる兵頭喜貴さんが運営する八潮秘宝館(埼玉県八潮市)で、驚くべき展示が行われている。そのタイトルは、「初夏の臨時開館・ヨモギの精霊ヨモダンちゃん降臨祭」。「緑色」をしたラブドールが展示されている。
今回の臨時開館で展示されているのは、兵頭さんの友人が特注したラブドール。これを製作したメーカーは、「トルソー形ラブドール」を発売している4woodsだ。ベースとなっているボディは、sistersで顔はココ。1階に設けられた特設ゾーンに展示されている。
「愛媛の南予地区にヨモダという方言があります。自分は、そこの出身です。具体的には、野村町ですね。ヨモダというのは、いくつかの意味があるのですが、飲んだくれて人に絡んだり、周りの人たちに不愉快なことをしたりする酔っぱらいのオッサンのことを指します。飲み屋には、「ヨモダお断り」と張り紙してある店があるくらいです。酔ってなくても、不合理なことを言ったりしていると『あの人、またヨモダ言いよらい』と言われてしまいます。野村町は、飲んだくれの町として有名なんですよ。その昔は、周りにある町の人たちに『野村は飲む村』とバカにされていました。野村の人と約束しても、時間通りに来ないので『野村時間』という言葉もあったくらいです。それくらいユルい土地でいい加減なところなんです。『人』だけではなく、『おかしな話』自体もヨモダと呼びます。今回は、地元を応援するという意味を込めて、そのヨモダというキャラクターを作ったワケですが、それをそのまま説明しても分からない部分があるので、今回の展示では、『ヨモギダンゴの精霊ヨモダンちゃん』ということにしています。ヨモギもちょうど緑色していますし(笑)」(兵頭喜貴さん)
兵頭さんがヨモダンというキャラクターを作ろうと思ったのは、今年正月に行われた宴会での戯れごとからだった。そのとき兵頭さんは、「野村町のマスコットキャラクターを作るとしたら、名前はヨモダンしかない!!」と強く主張していたという。この話を聞いていたヨモダンちゃんのオーナーの友人は、ヨモダンという言葉から、『ヨモギダンゴの精霊』という解釈を導き出し、「ヨモギダンゴならヨモギ色の少女にしよう!」という結論に至ったという。しかし、兵頭さんは、「宴会の最中でベロベロだったので、そのことは覚えていない」と話す。この友人は、ラブドール界隈でかなり名の知られている男性だ。
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