人間と猿の思考パターンがそっくりだと新判明! 言語も理解、いよいよリアル「猿の惑星」時代到来か!

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画像は「Barkley News」より

 人間とサルは極めて近い遺伝子配列を持っているが、その思考パターンも似ていることが最新の研究で明らかになった。

 米カリフォルニア大学バークレー校の発行する「Barkley News」(6月26日付)によると、同校と米ハーバード大学、米カーネギー・メロン大学の共同研究により、人間とサルには共通の思考パターンがあることを実験により確かめられたという。同論文は科学ジャーナル「Science Advances」に掲載された。

 被験者となったのは、南米ボリビアのアマゾンに住む先住民のチマネ族、米国の成人男性と未就学児、そしてサルだ。実験では人間の言語に特有の特徴だと考えられることもある“再帰性”の理解に関するテストが行われた。言語の再帰性とは、英国の童謡『マザー・グース』に見られるように、the dog that worried the cat that killed the rat that ate the malt that lay in the house that Jack built(ジャックが建てた家に転がっていた麦芽を食べたネズミを殺した猫を驚かせた犬)というように入れ子構造を持つ文を指す。世界的な言語学者のノーム・チョムスキーが、再帰性こそ人間の言語だけが持つ特徴だとしていることは有名だ。

『マザー・グース』「ジャックのたてた家」

 だが、今回の実験でそれは事実ではないことが明らかになった。被験者らに、言語の再帰性を象徴的に示す記号の順序({ ( ) }や{ [ ] }など)を記憶してもらい、それらの記号が正しい位置にある場合は「チン」という音、間違っている場合はブザー音、順序全体が正しい場合はチャイム音が鳴るようにし、正解したサルにはお菓子やジュースが与えられた。

 読み書きの訓練や数学的な教育を受けていないチネマ族や未就学児は、記号の意味も分からない状況だったが、それでも再帰的な構造を見抜き、正しい順序を構成することができたという。つまり、再帰性とは文化や教育にかかわらず人類に普遍的な思考パターンだと言えるだろう。

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