古代マヤ文明が滅びた“決定的理由”が最新研究で判明! マヤ衰亡のミステリー、●●が原因大都市は消失した!!

堆積物に含まれているDNAの分析により、貯水池に2種類の藍藻の痕跡が明らかになった。ティカルの貯水池には何世紀にもわたってプランクトスリックス(planktothrix)とミクロキスチス(microcystis)といった藍藻類のバクテリアが存在していたが、都市が放棄される直前に起きていたシビアな乾季で特に深刻になり毒性が高まったという。
「水の見た目はひどかったでしょう。そして味もひどかったでしょう」と研究チームの一員である考古学地質学者のケネス・タンカスレイ氏は話す。
「藍藻が大繁殖していたでしょう。誰もその水を飲みたくなかったはずです」(ケネス・タンカスレイ氏)
水中のバクテリアだけが毒性の原因ではなかった。分析ではまた、堆積物中に高レベルの水銀の存在を明らかにしている。水の水銀汚染の潜在的な原因として自然環境由来を排除すると、水銀汚染の原因はマヤ文明自身にあることが示唆されることになった。建造物の外壁の塗料に水銀が含まれていたというのだ。
「塗料は古代マヤの世界では重要でした。彼らは壁画でそれを使用しました。酸化鉄と組み合わせてさまざまな色合いで彩りました」(ケネス・タンカスレイ氏)

■建造物の外壁の塗料から水銀が漏れ出る
マヤにとって残念なことに、彼らが塗料の原料にした赤い鉱物の1つは硫化水銀であり、人体に有害であった。
水銀の毒性についてはマヤ文明は知っていた可能性が高いというが、建物の外壁にあたった強い雨が水銀を含んだまま貯水池に貯まるリスクを軽視していたのではないかということだ。宮殿や寺院の近くに住んでいた上流階級の人々にも汚染水の被害リスクがあったことになる。
「結果として、ティカルの多くの家族は、毎食ごとに水銀を含んだ食べ物を与えられていた可能性が高い」と研究チームは説明している。
汚染された生活用水は、コミュニティ、特に統治エリート層の健康に悪影響を及ぼし、彼らのリーダーシップを危ういものにした可能性もあるという。

この時期に起きていたシビアな乾季ももちろんマヤにとって大きなダメージであったが、ただでさえ貴重な水が汚染されてしまったことで、文明の崩壊が加速したことは間違いない。
「上記の出来事とそれに伴う干ばつを、指導者たちがマヤの神々を十分に癒やさなかった天罰だと見なした人たちもいただろう」と研究者たちは書いている。
「確かに、これらの出来事が一緒になったことで、人々の士気が著しく低下したに違いありません。水と食料の供給の減少に直面したことで、住居を放棄する意欲が高まりました」(研究論文より)
施設の面でどんなに立派な都市でも、きれいな水がなければ人は住めなくなるということだろうか。水道水を飲んでも問題ない日本での暮らしがいかに恵まれているかを改めて思い知らされる話題になるだろう。
参考:「Science Alert」ほか
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2024.10.02 20:00心霊古代マヤ文明が滅びた“決定的理由”が最新研究で判明! マヤ衰亡のミステリー、●●が原因大都市は消失した!!のページです。世界遺産、仲田しんじ、遺跡、マヤ文明、古代文明、古代都市などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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