モンサントの農薬ラウンドアップが生殖機能に与える悪影響、最新研究がヤバい! グリホサートで “肛門性器間距離”が伸び…

 一方でマウスを使った研究のほうでも、グリホサートベースの除草剤の曝露が不妊症につながることが示されている。実験では新生児のマウスに体重1㎏あたり2mgのグリホサートを離乳するまで与えた。このマウスが成人になった時には生殖能力が損なわれていたのである。

 研究チームはまた、レビューでグリホサートおよびグリホサートベースの除草剤は内分泌かく乱物質であると結論付け、これらに慢性的に曝露することで、卵巣と子宮の機能を変える可能性があるとしている。マウスとヒツジを使った実験であるだけに、人間でも似たような結果になると考えるのが自然だろう。

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画像は「Pixabay」より

■グリホサートで肛門性器間距離が伸びる

 米・ジョージア大学のレビューでは牛や豚などの畜産動物がグリホサートベースの除草剤に曝露するリスクにフォーカスしている。

「農業における遺伝子組み換え作物の採用は過去数十年で劇的に増加しました。遺伝子組み換え植物は除草剤グリホサートに耐性のあるものが最も一般的です。グリホサートベースの除草剤に対する雑草耐性は増加傾向にあり、除草剤の散布量のさらなる増加につながっています。これにより、飼料中のグリホサート残留物が増加しました」(研究論文より)

 畜産動物のエサとなる飼料に含まれる残存グリホサートの増加が問題になっていることになる。そしてやはり、日常的にエサからグリホサートを摂取することで生殖機能に悪影響が及ぶことが指摘されるのだ。

 これらの新たにピアレビューされた研究は、2019年に発表されたグローバルなグリホサート研究パイロットの結果に続くものであり、グリホサートベースの除草剤の曝露が、短い肛門性器間距離などの統計的に有意な増加を示し、特にメスにおいては最初の発情の遅延と男性ホルモンであるテストステロンの増加が見られた。

 ちなみに肛門性器間距離とは、肛門の中点から生殖器、陰嚢の裏側、または膣までの距離のことで、この距離は医学的に重要であると考えられており、ヒトと動物の両方で性の決定や内分泌かく乱物質の曝露マーカーとして注目されている。

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