モンサントの農薬ラウンドアップが生殖機能に与える悪影響、最新研究がヤバい! グリホサートで “肛門性器間距離”が伸び…

 現代農業の現場では欠かせないアイテムとなった除草剤だが、健康への懸念は拭い去ることはできない。最新の研究では多くの除草剤の主成分であるグリホサートが生物の生殖能力を低下させることが報告されている。

■グリホサートは内分泌かく乱物質

 絶大な効果を見せる除草剤の主成分はグリホサートと呼ばれる化学物質だが、以前から人間を含む生物への毒性が懸念されている。オーストリアやフランスなど、グリホサートの使用を禁止したり規制する国も出はじめている中、グリホサートの健康への悪影響を示す研究結果が続々と報じられている。特に新たな懸念として浮上しているのが、グリホサートが生物の生殖能力を低下させる可能性だ。

 米・アイオワ州立大学の研究チームが2020年7月に「Toxicology and Applied Pharmacology」で発表した研究では、慢性的にグリホサートに曝露されたメスのマウスの卵巣のタンパク質が変化することを報告している。

 体重1㎏あたり2mgのグリホサートに毎日晒されることで、卵巣の重量と卵胞数が変化し、最終的に卵巣機能に悪影響を与える可能性があることが示唆される事態となったのだ。

モンサントの農薬ラウンドアップが生殖機能に与える悪影響、最新研究がヤバい! グリホサートで 肛門性器間距離が伸び…の画像1
「Sott.net」の記事より

 これまでの研究では、体重1㎏あたり1.75mgのグリホサートに毎日晒されても健康への悪影響はないことが報告されているが、その値をわずか0.25㎎上回っただけで、生体にダメージを与えることが示されたことになる。

 またアルゼンチンの研究によると、グリホサートは内分泌かく乱物質(EDC)であり、不妊症を引き起こすことを報告している。内分泌かく乱物質は文字通り生体の内分泌系をかく乱する化学物質で、特に胎児や乳児の時点での器官形成にネガティブな影響を及ぼすことが問題視されている。

 アルゼンチン・リトラル国立大学の研究チームは、ヒツジとネズミに関する2つの研究と1つのレビューを含む、査読済みの論文に関して3つの研究論文を公開した。

 思春期前のメスの子ヒツジに関する研究では「グリホサートベースの除草剤(GBH)」への新生児曝露は細胞増殖を減少させ、子宮内での増殖と発達を制御する分子の発現を変化させていることが確認された。これらすべての変化は子宮の分化と機能に悪影響を与える可能性があり、さらに生殖機能にも影響を与える。グリホサートベースの除草剤は、子宮内で内分泌かく乱化学物質として作用し、不妊の原因となる可能性が示唆されたのだ。

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