「広島・長崎への原爆投下が“正しかった”3つの理由」を東大教授が解説!
「広島・長崎への原爆投下が“正しかった”3つの理由」を東大教授が解説! 歴史に学ぶ気ないやつ閲覧禁止!
今日8月6日、広島への原爆投下から75年目を迎えたが、われわれ日本人はその歴史的価値を正しく評価できているのだろうか? この節目に、三浦俊彦教授のトカナ寄稿文を今一度読み返したい。
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広島でスピーチするローマ教皇。画像は「Vatican News – English(YouTube)」より
ローマ教皇の訪日、成功裏に終わりましたね。長崎と広島でそれぞれ別の、響きの異なるメッセージを発するなど、教皇側の真摯さが伝わり、迎える側にとっても充実した日程だったと言えるでしょう。
ただ、教皇のメッセージも含め各方面の声明や報道は、原爆投下に関してはどうだったでしょう。現在の核兵器と、第二次世界大戦での原爆投下を同列に並べて、「とにかく核兵器はダメ」の一点張り。〈あの原爆投下〉の歴史的文脈をまったく考慮していません。世界平和を本気で願う人々の需要に応えるつもりがあるのでしょうか?

教皇来日直前の新聞には定型記事がたくさん出ました。「アメリカでは、原爆投下が戦争を終わらせたという〈原爆神話〉が根強い」「〈原爆神話〉から抜け出すメッセージを教皇に期待」……。期待通り教皇は、アメリカの言い分に反対し、日本の世論に寄り添ってくれたわけですが……。
結論から言いましょう。アメリカの〈原爆神話〉は、神話どころか正論です。あるいは少なくとも、正しいと認める価値ある主張です。その理由を3つ挙げましょう。それぞれ、「ベンサム的理由(功利主義的理由)」、「アリストテレス的理由(徳倫理的理由)」、「ラッセル的理由(反戦運動実践的理由)」と呼ぶことにします。

まず、ベンサム的理由。あの戦争でアメリカが原爆を使わずにいたらどうなったか。日本政府はポツダム宣言を受諾する気はなく、軍の言うなりでした。日本軍は特攻機を1万機以上温存し、中国と東南アジアの広大な面積を占領したまま、1日平均7千人以上の人々を死に追いやっていました。本土決戦となれば、沖縄と同じように多くの一般国民が日本軍によって虐殺されたでしょう。ヤルタ密約に基づきソ連軍も侵攻してきますから、朝鮮半島の代わりに日本列島が2つに分断されていたに違いありません。
通常戦争が続く限り、一億玉砕スローガンに固執して最後まで戦うほかなく、ドイツと同じように日本は崩壊したことでしょう。つまるところ、「自縄自縛の日本は原爆投下によって降伏の口実を与えられ、多くの人命が救われた」と認めねばなりません*1。
*注1 原爆投下は日本降伏の必要条件だったが、十分条件ではなかった。同時にソ連参戦があって初めて、必要十分条件が達成された。ここ(https://tocana.jp/2019/02/post_84303_entry.html)の拙論を参照。
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