【終戦の日】歴史は間違っている! 先に第二次世界大戦を始めたのはアメリカ! 真珠湾攻撃前からの「事実上の対日戦」の数々! 

■なぜ英米は日本の中国侵略を全力阻止しようとしたのか

 さて、以上をもって、日本は対米開戦を決意するわけだが、この戦争を語る時にいつも忘れ去られがちなのが、「なぜ英米はこうも中立性をかなぐり捨ててまで必死で中国を支え続けたのか?」という「なぜ?」の部分である。実は、これが大東亜戦争又はアジア太平洋戦争を語る上での、もっとも大局的な視点へと繋がっている。

 どうやら、英米支配層の目には、仮に日本が中国を征服してしまったら、モンゴル帝国の再来になりかねないと映っていたらしいのである。もはや日本がコントロール不能になるだけでなく、自分たち英米、もとい、白人の優位性そのものが覆される。

 戦後「日本はナチスドイツと並んで民族優越思想に基づいて世界征服を企んだ」などと吹聴されたが、実はこれが偏見であろうと何であろうと、彼らのだいたいの日本観だった。日本人からするとトンデモなくとも、あくまで彼らの目には、中国を侵略し併呑しようとする日本帝国が、最終的には世界征服を企んでいると映ったのだった。

 米英はそれを全力阻止しようとしたのだ。だから、彼らは蒋介石政権に対して「われわれが全力で支援するから絶対に日本に降伏するな」とねじ込んだ。また、蒋介石のほうも英米の強力な後ろ盾を得て自信を深め、最後まで徹底抗戦する決意を固めた。

蒋介石。画像は「Wikipedia」より引用

 この英米支配層の思考をよく理解していれば、ますますもって中国本土を侵略する行為が無謀であることが分かったはずだ。いや、石原莞爾や昭和天皇は理解していたので、満州領有で“打ち止め”するつもりだった。ところが日本は暴走していった。

 しかも、英米支配層は、日本が当然そのような戦略目的をもって全中国の征服に乗り出したのだと信じ込んだが、実際にはそれは陸軍内にある一つの考えであって、政府としての統一的意志ではなかった。なにしろ上海派遣軍が、松井大将の独断でそのまま南京攻略に向かい、それを政府が追認するという、行き当たりばったりぶりだった。

 中国を侵略するなら侵略するで、きっちり戦略も詰められなかった日本が最終的に敗北したのは当然といえよう。また、戦略上の劣位という自覚が足りず、アメリカに弱点を付け込まれることになったのも、結局は同じ思考上の欠陥に拠るものかもしれない。

 いずれにしても、日本は二度とこんな過ちは繰り返してはならない。

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文=山田高明

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