【終戦の日】歴史は間違っている! 先に第二次世界大戦を始めたのはアメリカ! 真珠湾攻撃前からの「事実上の対日戦」の数々! 

 今日の歴史では、現地時間1941年12月7日、日本軍が真珠湾を奇襲攻撃したことをもって正式に英米と開戦したことになっている。

 しかし、本来「戦争」は「戦闘」よりも広い概念である。

 現代中国では「超限戦」といって数十種類もの手段を戦争の範疇に入れているが、そこまで幅を取る必要がないにしても、一国を破滅させるに足る行為ならば、仮に戦闘形態を取らなくとも十分に「戦争」行為と言えるのではないだろうか。

 その意味において、日米戦をどちらが始めたのかというと、答えはアメリカである。

真珠湾攻撃。画像は「Wikipedia」より引用

■「対中では経済支援、対日では経済封鎖」の“中立国”

 1937年7月、日中は全面戦争へと突入した。私は日本の愚かな侵略だったと思うし、また中国共産党がどう暗躍したのか、満州併合や華北分離工作はどう位置づけるべきなのか、複雑な面はあるが、ともあれ日中の「国家間戦争」である事実は間違いない。

 当時、アメリカは、中国の同盟国でも何でもなかったのに「戦時中立」を放棄して中国側の支援に回った。仮にも国民党中国は300万の軍隊を持つ全体主義国家である。これは中立国として、当時の戦時国際法の「違反」に当たる。

 当時のアメリカの対中支援は徹底していた。まずは香港ルートで支援していたが、日本軍によって遮断。それで東南アジアの仏領インドシナルートで援助する。1940年、日本が仏印進駐によってまたそれを遮断すると、今度はビルマルートを使った。

 1941年3月には、アメリカは武器貸与法を成立。これは単純にいえば、大統領の一存で大量の資金や武器を援助できるというもので、英国と並び中国が援助対象になった。

 同年7月に日本軍が南部仏領インドシナへ進駐すると、アメリカはさらに重大な違反を犯した。それが「在米日本資産の凍結」および「石油の全面禁輸」である。

 現代でもそうだが、軍事車両・軍艦・航空機は石油で動く。近代国家及び軍隊の維持に必要不可欠な戦略物資の禁輸は、単なる経済制裁の域を超え、一国を干上がらせる「経済封鎖」に値する。しかも日本が「アジアを侵略した」からではなく「フランス領土(植民地)を侵略した」から発動したのだから、ますます異様である。

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