【大麻鼎談】医療用大麻使用で逮捕された末期がん患者を追った映画の裏側を暴露! 高樹沙耶×石丸元章×吉岡敏朗「公平な大麻議論」
石丸 監督は、そもそも山本正光さんとどうして知り合って、ドキュメンタリー映画をつくられることになったのですか。
吉岡 2015年初め、前作の『麻てらす ~よりひめ 岩戸開き物語~』を撮影している頃、知り合いのテレビ局のアナウンサーから、「監督に紹介したい人がいる」と言われたんですね。それで新橋駅前ビル地下の居酒屋でお目にかかったのが、山本さんとの初対面でした。
石丸 癌患者として医療大麻を模索していた、お元気だったころの山本さんですね。初対面の印象はどうでしたか。
吉岡 まず、人柄に惹かれました。そして、さすがフレンチのシェフで、おしゃれなんですよね。
高樹 すぐに、ドキュメンタリー映画を作ろうという話になったのですか。
吉岡 どちらから言い出したのでもないんですが、いつの間にか、カメラを持って、彼のアパートに通うようになったんですね。ただ、どういうところを撮ってほしいとか、こういうふうに撮ってほしいと言われたことは、一度も言われたことはありません。また、演技をお願いすることもなかった。普通の日常を撮らせてもらいました。
高樹 すごく自然体な映像でしたね。
吉岡 病院で受ける標準医療の抗がん剤治療は、費用もかかるし、副作用が激しいんですよね。しかし、医療大麻を併用することで、山本さんの症状はどんどん改善していくんです。自分も驚いて、その様子を撮影していきました。
石丸 なるほど。
吉岡 やがて山本さんは、標準治療をやめて医療大麻による治療一本にすることを選択するのですが、通院、治療中の姿も撮らせていただきました。主治医が、腫瘍マーカーやCT、MRIの検査結果を見て効果に驚くんですよね。
石丸 結果に驚いている主治医の方の表情が、映画の中でも印象に深いです。
吉岡 病院内での撮影ですからね。山本さんはもちろん、撮影に応じてくれた病院の皆さんにも感謝しています。
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2024.10.02 20:00心霊【大麻鼎談】医療用大麻使用で逮捕された末期がん患者を追った映画の裏側を暴露! 高樹沙耶×石丸元章×吉岡敏朗「公平な大麻議論」のページです。高樹沙耶、石丸元章、吉岡敏朗、麻てらす番外編─やまさん余命半年の挑戦─、大麻論などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで