【大麻鼎談】医療用大麻使用で逮捕された末期がん患者を追った映画の裏側を暴露! 高樹沙耶×石丸元章×吉岡敏朗「公平な大麻議論」
◎「高校時代から通信教育で、当時まだ珍しいヨーガを始めた」
石丸 吉岡さんについてのお話をきかせてください。プロフィールを見て驚いたのですが、高校時代からヨーガを始めたと。いまでこそホットヨガをOLさんが好んでやったりと、たくさんの人の趣味ですけれど、昭和50年代のその頃は、まだまだヨーガを知る人はいない。高校生でヨーガって、相当早熟です。けっこう驚きました。
吉岡 高校2年の頃から通信教育で始めて、今も毎朝、続けていますよ。父親が身体が弱かったので、自分の力で健康になるとか、そういう体への興味がわいたのかもしれません。
石丸 ヨーガって、詳しくなくて申し訳ないのですが、ポーズをとるんでわけですか。
吉岡 ポーズもありますけれど、要は呼吸法と瞑想なんです。
石丸 なるほど。興味深いなあ。高樹さんも、ヨーガやりますよね。
高樹 私がヨーガに興味を持ったのは、フリーダイビングの呼吸法を訓練するときに、長く水中にいることができるようにと、有名なヨーガ行者・指導者の成瀬雅春さんの『呼吸法の極意』という本を読んで、ヨーガを実践するようになりました。最近は同じインド発祥の10日間、無言で瞑想する「ビパッサナ瞑想」には毎年、参加しています。
石丸 吉岡監督は、どういう高校生だったのですか。
吉岡 高校は島根県の松江商業高校。数学が好きだったので情報処理科に進み、コンピュータを勉強していました。
石丸 ヨーガとコンピューターの高校生。そして、どうして映画の道へ。
吉岡 はは。数学やコンピュータのように割り切れる世界が自分の肌にはあっていたんですけれど、逆に割り切れない世界にも魅力を感じていました。それで、子供の頃から映画が好きなこともあって、割り切れない世界を描く仕事=映画をやってみたいと思ったんです。
高樹 なるほど。
吉岡 大学は日大の芸術学物の映画学科で、卒業したあとは自然農法の援農活動をやっていました。
石丸 それはなぜ。普通は、テレビ局や映像制作や映画の会社に就職したりしますよね。
吉岡 大学で映画を勉強していくうちに──自分が表現することの“土台”みたいなものが必要だと強く感じるようになりました。そんなときに、自然農法家の福岡正信さんの講演を聞いて、自分も自然農法の援農をしてみようと思ったんですね。
石丸 なるほど。
高樹 福岡正信さんは自然農法の創始者! なんですよ。福岡さんの農園にはジョン・レノン、オノ・ヨーコも訪れていますよね。
石丸 すごい人なんだ。
吉岡 映画、ヨーガ、自然農法……当時、3つの将来の道を考えていたんですが、結局、映画ならヨーガも自然農法も題材にできると、映画の道に進むことにしたんです。
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2024.10.02 20:00心霊【大麻鼎談】医療用大麻使用で逮捕された末期がん患者を追った映画の裏側を暴露! 高樹沙耶×石丸元章×吉岡敏朗「公平な大麻議論」のページです。高樹沙耶、石丸元章、吉岡敏朗、麻てらす番外編─やまさん余命半年の挑戦─、大麻論などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで