【大麻鼎談】医療用大麻使用で逮捕された末期がん患者を追った映画の裏側を暴露! 高樹沙耶×石丸元章×吉岡敏朗「公平な大麻議論」
◎山本さんは医療用大麻の自由を訴えて、裁判の途中で亡くなった
石丸 高樹さんは、医療用大麻をの自由化をいち早く主張して選挙にも出たわけですが、山本さんと面識はあったのですか。
高樹 一度だけ。当時、山本さんは“医療大麻を考える会”代表の前田耕一さんの支援を受けていらしたんですよね。もちろん私も、山本さんの裁判のことは、よく知っていました。
石丸 前田耕一さんは、下北沢で大麻グッズのお店“大麻堂”の店主の方ですよね。下北の老舗ですよね。自分が学生時代からある。それに、『マリファナ青春旅行』『マリファナ・トリップ』のような大麻をめぐる著書がある。日本の大麻解禁活動の第一人者ですよね。
高樹 私も参院選の選挙活動をしていた頃、裁判所の前でお目にかかったことがあります。「頑張ってくださいね」と声をかけてもらいました。
吉岡 高樹さんが選挙に出た2016年の参院選の投開票日は7月10日。山本さんの医療用大麻をめぐる裁判は、7月12日に第5回公判が行われ、次の公判で論告求刑と最終弁論が行われる予定だったんですが……。残念ながら山本さんは、7月25日に永眠されてしまいました。裁判の結果は、死亡による控訴棄却……。
石丸 そういうタイミングですか。
高樹 映画のラストは、第5回公判に車椅子で出廷する山本さんの笑顔が、ものすごくチャーミングでした。
◎「大麻の自由を言う人は左翼が多いと思われてるけど、私はサヨクでもウヨクでもなく、「ナカヨク」のスタンスです」(高樹)
石丸 映画を見て新鮮だったのは、山本さんのヴィジュアルです。一目見て、大麻合法化の活動家というイメージではない。偏見かもしれませんが、大麻の活動家というと、普通サヨク的っぽいじゃないですか。
高樹 ははは。私もそう見られるところがあるようですよ。酷い場合、麻のルーズな服を着た人達みたいな偏見もある。
石丸 選挙は何党から出たんでしたっけ。
高樹 新党改革。当時の党首は荒井広幸さん。安倍晋三首相の親友で内閣官房参与も務められた方です。
石丸 それって、サヨクじゃないですよね。高樹さんは何ヨクなんですか(笑)
高樹 私はサヨクでもウヨクでもなく、「ナカヨク」のスタンスですから(笑)。
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2024.10.02 20:00心霊【大麻鼎談】医療用大麻使用で逮捕された末期がん患者を追った映画の裏側を暴露! 高樹沙耶×石丸元章×吉岡敏朗「公平な大麻議論」のページです。高樹沙耶、石丸元章、吉岡敏朗、麻てらす番外編─やまさん余命半年の挑戦─、大麻論などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで