プラセボ薬でサイケデリック効果が得られると判明! ドラッグ摂取者の傍にいるだけで酔う「コンタクト・ハイ」もガチ!(最新研究)

 最近、精神薬理学術誌「Psychopharmacology」に、「不活性プラセボ薬は、知覚の変化を含むサイケデリックに似た効果を誘発する可能性がある」と発表された。つまり、プラセボ薬でサイケデリックトランスへぶっ飛ぶことができるということだ。

■LSDのニセ薬で61%がトリップ

 論文筆者であるハーバード大学のジェイ・オルソン博士は、長年プラセボに興味を持ち、特にその効果を最大化することを研究してきた。博士曰く、「人間はドラッグを服用しなくてもサイケデリック効果が得られるというエビデンスが存在する」とのこと。例えば、ドラッグを摂取した人のそばにいるだけで、薬物の影響を感じる「コンタクト・ハイ」がそれだ。“酔いが伝染る”といったところだろうか。

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「Sott.net」の記事より

「また、LSDだと偽ってニセの薬物を投与した後にも、同様の体験を報告する者がいます。すなわち、適切な状況さえあれば、強いプラセボ・サイケデリック効果を促進することができるのではないかと考えました」(ジェイ・オルソン博士)

 博士ら研究チームが行った実験は以下の通り。心身ともに健康な33人の大学生に、サイケデリック薬が彼らのクリエイティビティにどのような影響を与えるか調べるというもの。被験者は事前に「これから、イプロシン(シロシビンの同族体で、マジックマッシュルームに含まれる有効成分)を投与しますので、4時間のうちに何らかの意識変化を経験するでしょう」と説明されたという。だが、実際には被験者全員、プラセボを摂取しただけだった。

 被験者はその後、サイケデリック・パーティーを模した部屋で4時間一緒に過ごした。室内は、色とりどりのサイケな絵画や照明で満たされ、DJも投入して本格的。この状況をよりリアルに見せるため、白衣を着た10人の研究助手や精神科医、警備員も参加させたという。かな~りヤバイ感がハンパなかったようだ。このセッションの間、被験者には「意識変化評価尺度」の記入を促した。これは、ドラッグの効果を測定する研究でよく用いられるという。

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