地球を捨てた人類の新しい住処「オルダーソン円盤」がスゴい! 居住エリアは5000万倍増… NASA科学者が提唱、地球平面説が現実に!?

 容赦なく進行する地球温暖化、増える激甚災害、そして小惑星の地球衝突リスクなど、今後我々の地球が住めなくなる日が予想よりも早く訪れるのかもしれない。何の不安もなく未来永劫にわたって人類が繁栄し続ける夢の大地はどこにあるのか。人類の“終の棲家”がないというならばいっそのこと造ってしまおうという奇想天外なアイデアが「オルダーソン円盤」である。

■オルダーソン円盤が実現したらどうなるのか

 今後も人類が繁栄できる人工的な居住地にはどのようなものが考えられるのだろうか。その有力なアイデアとしてアメリカNASAのジェット推進研究所の科学者でありSF愛好家であるダン・オルダーソン氏によって提案されたのが「オルダーソン円盤(Alderson disk)」だ。

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「UFO Sightings Hotspot」の記事より

 宇宙文明の発展度を示すカルダシェフスケールによるタイプ2の文明は、恒星のエネルギーをすべて活用できる技術水準に達した文明だ。そこで太陽をすっぽりと覆ってしまう超巨大構造物である「ダイソン球」の建造が予期されている。そしてもう1つの壮大なアイデアとして思い描かれている超巨大建造物がこのオルダーソン円盤だ。

 オルダーソン円盤はDVDディスクのように真ん中に穴があいた超巨大な円盤で、穴の中心には太陽が鎮座する。太陽を土星に見立てれば、土星の“環”がもっと大きくてしっかりとした板になったようなものであると考えれば理解しやすいかもしれない。

 円盤の内側から外縁までの距離は2億4100万kmにも達し、外縁は火星の周回軌道をやや越えているという。円盤の内側の縁は高さ1600kmの壁で囲まれている。これは大気が太陽に流れていくのを防ぐためである。

 板状の円盤ではあるが、これだけ巨大であれば質量の点で太陽を凌駕している。太陽の3000倍の質量になるのだ。そして太陽系にあるすべての物質を寄せ集めたとしても、オルダーソン円盤を構築するにはまったく足りないということだ。つまり建造するには太陽系外から原材料を運んでこなければならないのである。

 もちろんだがオルダーソン円盤は太陽の周囲で高速で回転している。そして地球と同じように大気圏を持ち磁場も形成されている。地球と異なるのは、地中にマグマがないことだ。

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「The What If Show」の記事より

 内側の太陽に近いエリアはきわめて高温であるため居住には向かない。逆に外縁に近いエリアも極端な寒冷地になっていて人は住めない。居住に適しているのは円盤の真ん中のわずかなエリアなのだが、それでもその居住可能エリアは地球の5000万倍の面積であるというから何の心配もいらないだろう。地球と同じように海や湖、河川も存在する。

 円盤のどちらのサイドも居住が可能で、そのエリアでは常におぼろげな弱い太陽光が届いている状態になる。そのため昼夜がなくなるのだが、高出力のガンマレーザーを使って太陽の位置を上下させることで、片面を昼にした時にその裏面を夜にし、またその逆にすることで人工的に昼夜のサイクルを設定することも可能であるという。太陽よりもオルダーソン円盤の質量のほうが大きいためにこうした“芸当”が可能になる。

 なかなか住み心地がよさそうなオルダーソン円盤だが、懸念されるのが小惑星や隕石の衝突であるという。高速で回転している円盤は比較的僅かな衝撃でもバランスを崩しやすいのだ。バランスを崩して絶妙に保たれている太陽との距離が変わると最悪の場合、円盤全体の崩壊にもつながるという。

 ともあれこのオルダーソン円盤は壮大な思考実験ということなるが、火星進出を選ばなかった人類の次の住処として超巨大な円盤での暮らしを想像してみるのも楽しそうだ。昨今話題の陰謀論「地球平面説」がまさに現実化したような、インパクトあるビジュアルに心を躍らせる読者も多いことだろう。

参考:「UFO Sightings Hotspot」、「The What If Show」、ほか

文=仲田しんじ

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