【警告】宇宙空間で中国とロシアの「宇宙デブリ」高速衝突の危機! 今後の人類滅亡トレンドはデブリ屋『プラネテス』の世界に!
漫画『プラネテス』は、2070年代の未来の宇宙を舞台に、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の回収業者を描いた作品だが、現実の世界でもデブリの問題が顕在化してきた。
英ニュース「BBC」(10月16日付)などによると、今月15日、スペースデブリのデータ解析を行うスタートアップ企業「LeoLabs」が、ロシアの衛星と廃棄された中国のロケットが25m以内に接近、衝突の可能性があると発表していたという。
これらのデブリは重量2.5トンを超え、宇宙空間を秒速14.66kmという超高速で飛び回っている。もし衝突したら、両者ともに粉々に砕け散り、破片のシャワーを宇宙にばら撒くことになる。こうした破片は長期間、軌道上にとどまり、人工衛星などにとって大きな脅威となる。
結果的に今回は衝突しなかったが、2つのデブリが超近距離まで接近していたことは確かなようだ。米テキサス大学オースティン校の宇宙力学者モリバ・ジャー博士は、その距離を約70mと計算している。
宇宙開発が進むにつれ、スペースデブリも増加していく。過去20年間に平均して毎年12回、デブリの衝突による偶発的なデブリの断片化が起こっていると欧州宇宙機関は報告しているが、「JAXA 研究開発部門」によると、「現在地上から追跡されている10㎝以上の物体で約2万個、1cm以上は50~70万個、1mm以上は1億個を超える」とのことだ。すでに現時点で、恐ろしい数のデブリが宇宙空間を高速で飛び回っているのだ。
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