【衝撃】50人に1人は「魚のニオイがわからない」と判明! “バラの香り”に感じられ… 遺伝子に突然変異!(最新研究)
2020.10.30 14:00
研究者らは、変異の頻度は集団間で異なることに注目している。TAAR5は、アイスランド人の2.2%とスウェーデン人の1.7%に見られるが、南ヨーロッパ人では0.8%、アフリカ人ではわずか0.2%にしか見られない。
「対立遺伝子頻度(allele frequency)の地理的差異の証拠と相まって、これは私たちの嗅覚に影響を与える人間の嗅覚受容体遺伝子に見られる多様性が、自然淘汰によってまだ先鋭化され続けている可能性を高めます」と研究チームは言及している。
ギスラドッティル氏ら研究チームは、今回の研究を嗅覚受容体遺伝子の分析にとどめず、人間のにおいの知覚と行動についての研究にまで広げることを意図しているという。また今回の“コロナ禍”において、感染者の嗅覚について同様のテストを行うことや、においの知覚が人々の間でどのように異なるかを調査し続けていくということだ。
同じもののにおいを嗅いでも、個々の我々は必ずしも同じにおいに感じているわけではないという視点は、確かに地域文化や人間の行動を理解する上で盲点であったかもしれない。研究の進展に注目していきたい。
参考:「Daily Mail」、ほか
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